【民间汉化】送给目标成为漫画家的你的礼物-漫画家的花路——专访蓝色监狱漫画家野村佑介

来源:マガポケ第107届新人漫画奖特别企划
译者:远坂宗敬
采访时间:2021年9月8日
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问题1:对于新人漫画家,您的作画环境如何,包括设备和助手人数等?
野村佑介(以下简称野村):现在我使用模拟稿纸制作大致的部分,然后进行数字化处理来完成作品。我使用了很多漫画家们都在用的Clip Studio来进行处理工作。自从疫情爆发以来,我们全面采用远程办公,通过群组通话与助手们一起工作。我们没有全职助手,也就是所谓的常务助手,而是让大伙优先处理各自的原稿与短篇作品。
问题2:您对助手们有什么要求?
野村:良好的沟通非常重要,因为这有助于改善工作环境!此外,我希望助手们能够提供各种创意。作为助手了解老师的作品并且仿绘出相同的线条固然重要,可如果只是进行简单的机械作业,助手们可能会感到乏味。我认为在心中保持着一种实验性的意识,如“如果接到这样的背景或场景的工作,我们尝试一下这种方法!”是很好的。即使提出的创意与我之前绘制的背景或表现方式不同,只要我觉得有趣或者很酷,我都会积极采纳。
——感觉这是一个追求梦想的理想工作环境。现在的方针与村野老师在担任助手时的经验有关吗?
野村:我最初进入《天空的鸭子》的工作室时,背景要求比较写实。我学到了根据季节不同的阴影处理、密度和氛围等细节,以及“让背景也表演”的绘画方法。这种绘画方法在《蓝色监狱》中也用于添加阴影。但是在没有常务助手的流动性工作室中,像这样精确控制背景是困难的(笑)。在《天空的鸭子》学到的技术是我后来独立连载作画的基础,但目前的工作环境主要受到了在《进击的巨人》中给谏山创老师手下担任助手时的影响。諫山老师的工作室也没有全职助手,所有人都是互相帮助。因为有很多人想要绘制自己的漫画分镜,所以助手的轮换非常频繁。由于在那里工作很舒适,我采取了以助手们追求自己的梦想和目标为重的工作风格。
问题3:在给背景指示时,你会传达多详细的信息?
野村:我会根据需要描绘"画面内の熱量"来传达指示。例如,在这个马狼的射门场景(下方的图格)中,是要描绘草地流动还是不流动,速度线是要留出间隙还是不留出间隙,还是要使用粗线条等等。特别是《BLUE LOCK》中速度线的使用很多,所以我会设定1档到5档之间的速度线,并在此基础上给出指示。

▲仔细观察贴着地面绘制的速度线,可以发现它们并不均匀,间隔和粗细都有微妙的差异。
问题4:某些关键场景总是变得单调,构图都一样。在绘制关键场景时,你是如何确定构图的?
野村:足球漫画的看点当然是盘带和射门场景。如果读者觉得"这看起来很熟悉",会导致他们感到厌倦,所以我会调整构图,使每次都显得新鲜。当想要快速拉远或靠近,或者想要增加冲击力时,可以从下方或其他角度绘制。当想要展现角色身体的优美曲线时,可以从上方构图,以突出差异。我在脑海中有之前看过的漫画或电影中的精彩场景,所以在适当的情节中提取出这些形象。储备构图的经验对于创作非常重要。
问题5:《BLUE LOCK》中出现了个性丰富的角色,你是如何区分角色设计的?
野村:我理想中的角色造型是,即使将角色涂成纯黑,在立姿的情况下也能够辨认出他们。然而,在《BLUE LOCK》中,所有人都穿着制服。无法像奇幻漫画那样添加小物件,因此我通过发型、脸型、眼睛、眉毛的形状、长度和绘制方式等进行调整。特别注重绘制眼睛的差异。平衡瞳孔的大小,是否绘制眼尾,双眼皮还是单眼皮等。是使用纯黑绘制眼睛还是使用色调,例如,对于蜂楽这个角色,可以使用斜线将眼睛涂黑(下方的图格)。另外,在给黑色眼珠加入高光时,是将高光放在中间还是放在侧面等。眼睛的形状是圆形、杏仁形还是方形,睫毛的数量等都进行了调整。

▲ 即使只从一个特写镜头中裁剪出眼睛,读者也能够认出是谁,所以我在细节方面进行了相当精细的调整。
问题6:有没有推荐的绘画进步方法?
野村:我一开始画画的时候非常糟糕(笑)
当我考虑如何提高自己的绘画能力时,我想到了画我喜欢的SQ漫画。SQ漫画有很多追求和执着的地方。比如想画这个部位,或者讨厌画那个部位,想画柔软的胸部,或者想画帅气的男性形象。我觉得如果不经过思考就画画,绘画水平不会提高,而SQ漫画可以使我在无意识中达到这种境界。首先完成一部自己觉得"哦,不错!"的SQ漫画。这可能是一种邪道,但我认为这是最有效的绘画提高方法。我是个好色之徒,所以画了SQ漫画,但其实不拘泥于具体形式(笑)。新人漫画家们如果有自己的"痴迷点",就全力以赴地画自己痴迷的题材,让自己产生思考和绘画的欲望。

▲对于『BLUE LOCK』的追求,在描绘有魅力的表情和肌肉方面得到了体现。
问题7:长时间画漫画会让手疼痛,有没有什么技巧?
野村:为了避免手疼痛,不妨尝试改变握笔的方式。在最初连载『Dolly♡Kill Kill』的时候,我以隔周的速度画稿。但是由于握笔太短,我总是用力过猛,手经常会受伤。我思考如何在每周连载的节奏下坚持下去,然后尝试从离笔尖较远的位置握笔,结果一年只有几次手疼。握笔要较长一些,不是单靠手腕画画,而是用肘部和肩部参与绘画。虽然一开始会很困难,但一旦掌握了这种感觉,就可以轻松地放松手臂画画。
——"如何画"也很重要吗?
野村:我认为没有绘画工具的正确答案。比如,在『钻石王牌』中,有时会用毛笔描绘轮廓线。我也听说『不灭之你』的大今老师用圆珠笔画画。新人漫画家们可能会觉得"如果不是G笔就不行!",但我认为找到自己最容易绘画的工具很重要。
最后请给我们留言!
野村:一旦开始连载,工作会占据全部时间,所以现在就多输入一些知识非常重要。参加聚会,看电影,尽量做想做的事情! 我认为没有无用的经历,希望你们能有各种各样的经历。
番外篇
新人漫画家提问 番外篇①:在绘制背景方面,您有将"交给助手处理的部分"和"自己描绘的部分"区分开吗?
野村:基本上,我会亲自绘制所有有名角色。至于冲击波、烟雾效果、闪电、墨水等特效,我会先自己画一个样本,然后让助手们模仿我的样本进行绘制。至于观众等群众角色,我经常会请助手帮忙,但如果角色比较重要,我也会亲自绘制。

▲具有冲击力的馬狼气场
新人漫画家提问 番外篇②:在描绘同一角色不同情绪变化时,您有什么技巧?
野村:为了表达情绪的变化,我经常在眼睛的表现上做差异。根据角色的情感,我会改变瞳孔的大小和黑白比例等。例如,爱空是有异色眼睛的设定。但如果我一直坚持绘制异色眼睛,就会导致表情看起来很相似。因此,在非常专注的时候,我会通过使眼睛白色突出来,使表情更加生动。
新人漫画家们通常会在初期设定角色的外观。但我认为不要过于受限于最初的设定,灵活地绘制非常重要。在绘制的过程中,角色的外观自然而然地发生变化是很正常的。只要能在内心中意识到这种自然变化,并适应它,就不会有问题。相反,角色的表情可能会更有魅力。


▲爱空眼睛的颜色因场景而异
新人漫画家提问 番外篇③对于提高绘画水平来说,模仿绘画重要吗?
野村:我认为非常重要。我刚开始的时候也进行了很多模仿绘画。我认为模仿喜欢的作家画作的方式很好。首先,模仿一个作家的作品,直到你自己可以基本上复制出来为止。当你达到满意的水平后,再转向另一个作家,这样在模仿了大约三个作家后,你应该能够很好地将之前模仿的作家的绘画元素进行混合。在这个阶段,你也会逐渐看清自己想要绘制的画作的方向。新人漫画家们可能会担心"我的作品会成为谁的模仿",对于模仿抱有抵触情绪。但是如果你能模仿多个作家达到自己可以复制的水平,你的画作肯定会有进步。如果只模仿一个作家可能会有危险,但是如果你将三四个作家的风格混合在一起,应该就没有问题。当你将每个作家的眼睛描绘方式、身体描绘方式、设计等要素提炼出来,进行组合,你就能创造出属于自己的新画作。所以模仿是应该不断进行的,同时画QS漫画是最好的提高方法!
新人漫画家提问 番外篇④:在开始工作之前,您有什么日常例行事项吗?
野村:我经常听音乐。早上如果听带有歌词的歌曲,会让我的头脑过度活跃,所以我会听爵士乐或巴萨诺瓦等只有音乐的曲目,以慢慢地让自己醒来的方式开始工作。
新人漫画家提问 番外篇⑤:我认为当连载开始后,您需要持续数年绘制大量的原稿。您有什么方法来保持健康并高效地继续绘画吗?
野村:即使只有一点时间,也最好泡个热水澡!仅仅冲个冷水澡并不能消除疲劳(笑)。我认为保持健康归根结底就是不让疲劳累积,所以在一天中要确保有放松的时间是很重要的。
为了高效绘画,我认为要有意识地"不费力气"是好的。当然,保持"我要做!"的心态在头脑中很重要,但如果这种心态也体现在身体上,很快就会导致损伤,所以要注意。这可能也适用于棒球击球,保持自己处于最舒适的状态是很重要的。可以站着画画,确立一种不会让自己感到疲劳的风格,这是保持高效绘画的最佳方法。
新人漫画家提问 番外篇⑥:即使重生,您还想成为漫画家吗?
野村:因为绘制漫画很有趣,所以即使重生,我可能还会继续绘画(笑)。毕竟能有人阅读我的作品让我很开心。即使受到批评,因为有人读了我的作品,所以我很感激。通过读者的反应,我能真切地感受到工作的实感,这是漫画家最大的乐趣。但因为很辛苦,所以我可能不太推荐给自己的孩子(笑)。
日文原文
〜漫画家を目指すキミに贈る〜漫画家への花道 第2弾『ブルーロック』ノ村優介先生が新人漫画家の悩みを解決!
今回は、「週マガ」41号に掲載されたマガジン連載中の漫画家先生へのインタビュー企画「漫画家への花道」第2弾を大公開! 第2弾では、『ブルーロック』のノ村優介先生が新人漫画家の悩みを解決! さらに、ノ村先生にお答えいただいたものの、惜しくも本誌に収まりきらなかった内容をマガポケベースで大公開しちゃいます!
これを読めば夢の連載開始が近づく!
第107回新人漫画賞の締め切り目前! 「週マガ」40号から3号にわたってマガジン連載中の漫画家先生へのインタビュー企画をお届けいたします! 新人漫画賞を受賞し、現在連載を目指して日々努力をされている新人漫画家さんから質問を募りました。今回はそんな新人漫画家さんたちが抱える悩みを『ブルーロック』のノ村優介先生にぶつけてみました!
――本日はよろしくお願いします。新人漫画家さんからお預かりした質問にお答えいただけたらと思います!
ノ村先生:はい! よろしくお願いします。
新人漫画家からの質問①:機材やアシスタントの人数など、作画環境はどうなっていますか?
ノ村先生:今はアナログ原稿で大まかな部分を制作し、仕上げはデジタル処理を施します。多くの漫画家さんが使っているクリップスタジオを使って仕上げ作業をしています。コロナ禍になってからはフルリモートで、アシスタントの皆さんとグループ通話をしながら仕事をしています。常勤のアシスタント、いわゆるレギュラーを雇わないスタイルで、皆さんには自分の原稿や読み切りを優先してもらっています。
新人漫画家からの質問②:アシスタントの方々に求めることはなんですか?
ノ村先生:職場の雰囲気が良くなるので挨拶は大事ですね! あとはアイデアを提案してくれると嬉しいので、色々な引き出しを持っていてほしいです。アシスタントに入る先生の作品を読み込んで線を合わせるのは大事ですが、単純作業だと慣れてきてしんどくなるはずです。「こういう背景、こういうシーンの仕事が来たら、こういうのを試してみよう!」という実験的な意識を自分の中に持っていてもいいと思います。提案してくれたアイデアが、たとえ僕が今まで描いたような背景や演出じゃなかったとしても、面白いなとかカッコいいなとか思ったら積極的に採用しています。
――夢を目指しやすい理想的な職場環境だと感じます。今の方針はノ村先生のアシスタント時代のご経験と関係しているのでしょうか?
ノ村先生:最初に入った『あひるの空』の職場で求められる背景は割と写実的でした。季節ごとに異なる影の入れ方、密度や空気感など、「背景にも演技をさせる」描き方を教えていただきました。その描き方は『ブルーロック』でも影をつける際などに実践しています。でも背景をそこまで緻密にコントロールするのは、レギュラーのいない僕の流動的な職場では難しいです(笑)。『あひるの空』で日向先生に教わった技術を土台にしつつ、今の職場環境のベースになっているのは『進撃の巨人』諫山先生の下でのアシスタント経験ですかね。諫山先生の職場も、レギュラーを作らず全員がヘルプでした。自分の漫画をやりたい人たちがネームをバンバン描いていくため、アシスタントの回転が早かったです。そこで働きやすかったこともあって、自身の夢や目標を追いかけているアシスタントの方々を第一に考えたスタイルを取っています。
新人漫画家からの質問③:背景の指示を出す時は、どれくらい細かく伝えていますか?
ノ村先生:〝画面内の熱量〟をどれだけ描き込んでほしいかという方向で指示をお伝えしています。例えばこの馬狼のシュートシーン(下のコマ)ですと、芝を流すか流さないかとか、スピード線は隙間を空けるか空けないかとか、太い線を入れてほしいとかですね。特に『ブルーロック』はスピード線が多いので、ギアを1段から5段くらいまで設定した上で指示を出しています。
新人漫画家からの質問④:どうしても決めのシーンが単調で同じ構図になってしまいます。見せゴマを描く時は、どのように構図を決めていますか?
ノ村先生:サッカー漫画の見せ場はやっぱりドリブルとシュートシーンです。「これ見たことあるな」って思われると読者の飽きにつながるので、構図を調整して毎回新鮮に見せようとしています。一気に引いたり寄ったり、勢いを出したい時は下から煽ったり。キャラクターの体のしなりをカッコよく見せたい時は上からの構図で描いたりして違いを出しています。今までに見た漫画や映画のカッコいいシーンが自分の中にあるので、そのイメージを適切な場面で引っ張り出していますね。構図の引き出しをストックするインプットが大切かもしれません。
新人漫画家からの質問⑤:『ブルーロック』は個性豊かなキャラクターが出てきますが、キャラクターデザインはどのように差をつけていますか?
ノ村先生:キャラを真っ黒に塗りつぶしても立ち姿だけで誰かわかるのが、僕の理想的なキャラ造形です。ただ『ブルーロック』の場合、全員ユニフォーム姿ですよね。ファンタジー漫画のように小物をつけたりできないので、髪型や顔、目、眉の形や長さや描き方などで調整しています。特に目の描き分けにはこだわっています。瞳の大きさのバランスや、目尻を描くか描かないか、二重にするのか一重にするのかとか。目をベタで描くのかトーンを使うのか、例えば蜂楽だったら斜線で黒くしたりだとか(下のコマ)。他には黒目でハイライトを入れる時、真ん中にいれるのか横にいれるのかとか。目の形は丸いかアーモンド形か四角にするのかとか、まつ毛が何本付いているだとか。アップのコマで目だけ切り取られても誰かわかる程度に、かなり細かいところまで調整していますね。
新人漫画家からの質問⑥:絵のおすすめの上達法はありますか?
ノ村先生:最初に絵を描き始めた頃は超下手くそでした(笑)
上達するためにどうしたらいいか考えた時、自分が好きなエロ漫画を描こうと思ったんです。エロってこだわりがあるじゃないですか。ここを描きたいとかこれは嫌だとか、おっぱいを柔らかく描きたいとか、男をカッコよく描きたいとか。僕は考えて描かないと絵は上手くならないと感じていて、それを無意識化でできるのがエロ漫画だと思うんです。まずは自分が「お、いいじゃん!」って思えるエロ漫画を完成させる。これは邪道かもしれないけど、絵の上達法で一番成果が出るやり方かなと思いますね。僕はスケベなのでエロ漫画でしたが、別になんでもいいんです(笑)。新人漫画家さんも〝フェチ〟があればご自身の〝フェチ〟にこだわって、考えて描きたくなるジャンルを全力で描いてみてください。
新人漫画家からの質問⑦:ずっと漫画を描き続けていると手が痛くなってしまいます。描き方のコツなどはないでしょうか?
ノ村先生:手が痛まないようにペンの持ち方を変えてみるのはどうでしょう。初連載『ドリィ♡キルキル』の時は、今と違って隔週ペースで原稿を描いていました。しかしペンを短く持っていたせいで力んでしまい、手を痛めてばかりいたんです。どうすれば週刊ペースでもやっていけるか考えて、ペン先から遠い部分を持つようにしたら、年に数回しか痛まなくなりました! ペンを長く持ち、手首で描くというより肘や肩を使って描く感覚です。慣れるまでは大変ですが、習得すれば手の力を抜いて描き続けられると思います。
――「何で描くか」も大事ですか?
ノ村先生:道具に正解はないと思います。それこそ、『ダイヤのA』では筆ペンで輪郭線が描かれている時もありますよね。『不滅のあなたへ』の大今先生もボールペンを使っていたと聞いたことがあります。新人漫画家さんは「Gペンじゃなきゃダメ!」と感じている人が多いかと思いますが、自分の一番描きやすい道具を見つけることが大事だと思いますね。
――最後にメッセージをお願いします!
ノ村先生:連載が始まると仕事に全てを持っていかれるので、今のうちにたくさんインプットしておくのが良いと思います。飲み会とか映画見るとか、やりたいことは全部やっておきましょう! 無駄なことなんてないと思うので色々な経験をして欲しいと思います。
――貴重なお話をありがとうございました!
「漫画家への花道」
ノ村優介先生 番外編!!
ここからは、本誌のインタビュー企画でノ村優介先生にお答えいただいたものの、惜しくも誌面に収まりきらなかった内容を大公開! 作画の極意と心身のケアの極意について、ここだけの話が盛りだくさんです!
新人漫画家からの質問 番外編①:背景に関して「アシスタントの方々に任せる部分」と「ご自身で描かれる部分」の線引きはありますか?
ノ村先生:基本的に名前のあるキャラクターは全て自分が描いています。また衝撃波や煙表現、雷や墨などのエフェクトは、まずサンプル(雛形)を自分が描いて、それをアシスタントの方々に真似てもらっています。観客などのモブはアシスタントの方々にお願いすることが多いですが、比較的大きめになる場合は自分で描くこともあります。
新人漫画家からの質問 番外編②:同じキャラの感情の変化を描き分ける際は、どういった工夫をされていますか?
ノ村先生:感情のギアチェンジを表すために、眼の集中表現に差をつけることが多いです。キャラの感情に合わせて、瞳の大きさやベタの比率などを変えたりしています。たとえば愛空はオッドアイの設定です。でも常にしっかりオッドアイを守って描いていたら、どうしても似た表情になってしまいます。ですから超集中している時には瞳を白く抜いたりすることで、表情にキレが出るように工夫しています。
新人漫画家さんは最初にキャラクターのビジュアル設定を考えますよね。でも初期設定に縛られ過ぎないように描くのが大切だと思います。描いているうちに段々ビジュアルが変わっていくのは当然です。変わっていることさえ自分の中で認識できていれば、その自然な変化に対応していけば問題ないと思います。むしろその方が、キャラの表情はより魅力的に映るかもしれません。
新人漫画家からの質問 番外編③:絵の上達法として模写は大事ですか?
ノ村先生:大事だと思います。僕も最初はたくさん模写していました。それこそ好きな作家さんをパクるつもりで描くのが良いと思います。まずは自分である程度再現できるようにまで1人の作家さんを模写します。納得できるレベルに達したら別の作家さんに移るようにして、全部で3人ほど真似た後であれば、これまでに模写した作家さんの絵の要素を上手くミックスできるようになっていると思います。自分が描きたい絵の方向性もこの時点で少しずつ見えてくると思います。
新人漫画家さんの中には「自分の絵が誰かのパクリになってしまうのでは」と、模写に抵抗がある方もいるかと思います。でも自分で再現できるレベルまで複数の作家さんを模写すれば、絵は確実に上達します。1人の作家さんだけを模写をしていると危険かもしれないですが、3、4人をミックスすれば問題ないと思います。この作家さんの目の描き方が好き、この作家さんの体の描き方が好き、この作家さんのデザインが好きだとか要素をかいつまんでバラバラに組み合わせれば、自分だけの新しい絵が生まれるはずです。だから模写はどんどんすべきですし、それと並行してエロ漫画を描くのが一番の上達法かなと思いますね!
新人漫画家からの質問 番外編④:作業に取り掛かる前のルーティーンなどはありますか?
ノ村先生:音楽を聴くことが多いですね。朝は歌詞のある曲を聴くと頭が働き過ぎてしまうので、ジャズやボサノバのような音だけの音楽を聴いて、体をゆっくり起こすイメージで仕事に取り掛かります。
新人漫画家からの質問 番外編⑤:連載がいざ始まると、数年に渡って膨大な量の原稿を描き続ける必要があるかと思います。健康を保ってかつ効率的に描き続けるために心がけていることはありますか?
ノ村先生:少しの時間でもいいから湯船には入った方がいいです! 烏の行水だと疲れは取れないですよ(笑)健康を保つというのは、つまるところ疲労を蓄積させないことだと思うので、一日の中でリラックスできる時間を確保するのが大事かと思います。
そして効率的に書くためには「力を入れずに」という意識を持つのが良いと思います。「やるぞ!」っていう気持ちはもちろん頭では大事にしつつ、それが体にも出るとすぐに故障の原因になるので注意が必要です。野球のバッティングにも通じることかもしれませんが、自分が一番楽な状態を維持するのが大事ですかね。それこそ立ちながら描いてもいいですし、しんどくならないスタイルを確立するのが、効率的に描き続けるためのベストな方法だと思います。
新人漫画家からの質問 番外編⑥:生まれ変わっても漫画家になりたいですか?
ノ村先生:漫画を描くのは楽しいので、生まれ変わっても描くかもしれません(笑)やっぱり誰かに読んでもらえることが嬉しいんです。批判されるのも、作品を読んでくれたわけなのでありがたいですね。読者さんの反応を通して仕事の実感をリアルに得られることは、漫画家の一番の醍醐味だと思います。でも大変だから、自分の子供にはあまりオススメしないかな(笑)
――ノ村先生、本日はお忙しい中ありがとうございました!!
译者授权:远坂宗敬
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