【生肉转载】Febri TALK系列——草野华余子

取材・文/岡本大介


来源:日本深度动画内容网站Febri

采访发布时间:2022年4月4日~8日

本文仅供学习交流使用,版权归原作者所有,如有问题请及时联系我们以作处理。


①アニメオタクへの目覚め

『スレイヤーズ』シリーズ

シンガーソングライターとして音楽活動を行うかたわら、LiSA「紅蓮華」をはじめ数多くのアニメ主題歌も手がける草野華余子が選ぶアニメ3選。連載インタビューの1回目は、アニメオタクに目覚め、今もなお影響を受け続けていると語る『スレイヤーズ』。


昔からリナの生きざまに憧れ続けているんです

――1本目は『スレイヤーズ』です。放送当時、草野さんはまだ小学生ですよね?

草野 10歳か11歳だったと思います。最初は「Get along」や「Give a reason」といったOP主題歌に惹きつけられたのがきっかけでした。林原めぐみさんや奥井雅美さんの声に子供ながらにものすごいパワーを感じて、そのままアニメ本編を見たらめちゃくちゃハマったんです。父にアニメイトに連れていってもらって原作小説を買ってもらい、それも読み込むようになりました。


――小学生で原作小説にまでさかのぼって読むのは珍しいですね。

草野 もともと本はよく読むほうなので、私としては自然な流れでした。でも、当時の私が読んでいたのは推理小説やSFが多かったので、リナが自分の胸が小さいことを気にしていたり、ちょっとした下ネタが当たり前のように出てくるのに触れて「あれ? いつも読んでいる本とは雰囲気が違うぞ?」と不思議に思いましたね(笑)。今思うと、これが初めてのライトノベル体験でした。


――オタクに目覚めるきっかけとなった作品なんですね。

草野 まさにそうです。それからはアニメイトで売っている同人作品にも手を伸ばすようになりましたし、やがてはコスプレをしたり自分で同人誌を描くなど、一人前の立派なオタクへと成長していきました(笑)。


――『スレイヤーズ』のどんなところにハマりましたか?

草野 リナ=インバースのキャラクターが強烈で、最初はそこですね。強くて男勝りなんだけど、女性らしいコケティッシュさも持ち合わせていて、私もこういう風に生きたいなと思ったんです。図らずも今の私には「強い」イメージがあるらしく、「女の子扱いされたい!」と思うリナの気持ちがよりわかるようになりました(笑)。


――印象深いセリフやエピソードはありますか?

草野 リナって名言が多いんですよ。破天荒な性格ながらも、意外と筋の通っていることを言うんです。私が好きなのは「負けるつもりで戦えば、勝てる確率もゼロになる。たとえ勝利の確率が低くても、必ず勝つつもりで戦う」で、これは音楽業界で仕事をする私の信条にもなっています。


――有名な「悪人に人権はない」に感化されなくて良かったです。

草野 私は「悪人にも人権はある」派ですよ(笑)。子供の頃はリナのパワフルな言動にただただ憧れを抱いていたんですけど、同時にそうした本質をついたセリフも胸に刺さるようになりました。アニメのリナは力強いセリフを大声で叫んだあと、急にボソッと真面目なトーンで話すことが多いんですが、その瞬間に「あ、この言葉はきっと大切なんだ」と感じていて。社会に出てからも「そういえば、あのときリナも言っていたな」って何度も思い出しました。こうした大切な言葉が子供の私にも自然と伝わっていたのは、リナを演じていらっしゃる林原めぐみさんの卓越した演技力が成せるワザだと思いますね。


――なるほど。リナ以外で好きなキャラクターはいますか?

草野 ゼルガディスです。クールなキャラクターなのになぜかいじられ役で、アメリアとの夫婦漫才みたいなくだりも大好きでした。あとゼルガディスを筆頭にみんな我が強いので、旅を続けているとどうしても喧嘩になってパーティーから離脱しそうになるんですが、リナってそういうときにも最後まであきらめずに対話をし続ける姿勢を持っていて、それも私がリナを好きなところなんです。なので、パーティーで喧嘩をしたエピソードは何回も見直した記憶がありますね。やっぱり昔からリナの生きざまに憧れ続けているんです。

――最初は主題歌に惹かれたとのことでしたが、自身の音楽活動に影響を与えている部分はありますか?

草野 大いにあります。DNAに刻み込まれているレベルです。『スレイヤーズ』や90年代のサンライズ作品には、80年代後半の歌謡曲のテイストを受け継いでいる主題歌が多いと思うんですけど、サビには必ずパンチワードが入っていて、一度聞いただけですぐに歌える曲ばかりなんですよね。そういう力強さっていうのは自分の作品にも絶対的に求めています。『スレイヤーズ』シリーズのOP主題歌はすべて佐藤英敏さんが作曲されているのですが、他にも気になった作品の主題歌を調べたら佐藤さんが書かれていることが多くて、もう大好きです。


――佐藤英敏さんの代表曲としては、有名どころでは「残酷な天使のテーゼ」がありますね。

草野 そうそう。『ロストユニバース』の「〜infinity〜∞」も好きですし、本格的にアニソンに目覚めたきっかけでもあります。コード進行や転調のさせ方など、私の作る作品にも同じニュアンスやフレーバーが出ていることが多くて、無意識に相当影響を受けているなと感じます。


――草野さんはいろいろなアーティストに楽曲を提供していますが、林原めぐみさんと会ったことはあるんですか?

草野 ないんですよ。もし、死ぬまでに林原さんの楽曲を一度でも手がけることができたら、そのCDは必ずお墓に入れてもらいます。私、それできっと成仏できると思うので(笑)。


――いつかかなうといいですね。

草野 そうですね。ありがたいことに最近は憧れのレジェンド声優さんからオファーをいただく機会も増えたんです。それこそ緒方恵美さんなど、これまで何十年も聞きたかったことを「楽曲制作のためのヒアリング」という体(てい)で直接伺うことができたりして。アニメオタクとして、音楽をやっていて良かったと心から思いました(笑)。


②すべての創作意欲の源

『機動戦士ガンダム』シリーズ

シンガーソングライターとして音楽活動を行うかたわら、LiSA「紅蓮華」をはじめ数多くのアニメ主題歌も手がける草野華余子が選ぶアニメ3選。インタビュー連載の2回目は、シリーズを丸ごと愛し、創作意欲の源となっていると言い切る『機動戦士ガンダム』シリーズ。


私もビームサーベルでお風呂を作って入りたい

――『ガンダム』は膨大な作品がありますが、特定の作品ではなくシリーズ全体ということでいいですか?

草野 基本的にすべての『ガンダム』作品が好きなので、箱推しでお願いします(笑)。すべてを語り始めると何日あっても足りないので、まずは私と『ガンダム』の出会いをざっくりとお話ししますと、初めて触れたのは『新機動戦記ガンダムW』でした。ただ、当時は『スレイヤーズ』に夢中だったこともあり、チェックはしつつも案外サラッと受け止めていたんです。その後、中高生になって『∀ガンダム』を見た際も「なんだか不思議なガンダムだな」って思うくらいで。ところが、大学時代に軽音部の先輩からススメられて見た『機動戦士ガンダムSEED(以下、SEED)』にはなぜか爆ハマりしたんですよね。大学生で時間だけはあったことも大きかったと思いますが、とにかくガンプラを作ったりカガリのコスプレをしたりと、どっぷりとオタク活動に勤しみました。『SEED』って、ファーストのリブート感が強い作品じゃないですか。ファースト直撃世代ではない私たち世代のオタクに向けて、これまでの『ガンダム』の良いところを現代的な作画でもう一度見せてくれたのがありがたかったんですよ。『SEED』をきっかけにして大学時代にファーストから順を追って見直したことで、今に至るまでずっとガンダムオタクを続けています。ここ数年でもう一度シリーズを最初から見直したんですけど、大学生のときにはよくわからなかったセリフがようやく実感をともなって理解できるようになったりもして、その深さを再確認しました。シャアの男性としての弱さだったり、ララァを失ったことでの葛藤だったり、もう堪らんです、っていうか話が止まらないです(笑)。


――さすがです。ここまでひと息でしゃべりましたね(笑)。ちなみに見る際はシャア目線で?

草野 そうなんです。私、ずっとシャアを追い続けているんですよ。つい最近も『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』を再度視聴したんですけど、自分で自分にかけた呪いのようなものに苦しみ、最後までそれから解放されることなく宇宙に散ったシャアの最期を思うと、もうめちゃめちゃ泣けました。


――ガンダム沼にハマるきっかけの『SEED』の好きなエピソードは?

草野 ひとつだけ選べと言われたら、PHASE-24「二人だけの戦争」ですね。これはカガリとアスランが出会う話なんですが、ふたりで遭難してしまったため、敵対勢力同士ではあるんですけど、お互いの身の上を話したりして、一瞬だけど心を通わせるんですよ。その後はまたそれぞれの陣営へ戻ることになるのですが、それがすごくもどかしくて切ないんです。この「二人だけの戦争」というタイトルには元ネタがあって、それが『機動戦士ガンダム 第08MS小隊(以下、08小隊)』(の第1話)なんですよね。それで気になって『08小隊』を見たらそっちもものすごく面白くて、シリーズでもっとも好きな作品になりました。

――そうなんですね。『08小隊』はニュータイプ同士が派手に戦う作品ではなく、一年戦争の裏側で戦っていた一般兵士たちのリアルな戦場を描いた作品です。

草野 そうそう。等身大というか、普通の人間ドラマなんですよね、08小隊は。私たちファンは、アムロとシャアの戦いを通じて社会や時代が大きく変わっていく物語を長年にわたって楽しませてもらってきましたが、その裏側ではこういう小さな物語もあったんだなと思わせてくれるんです。ごく普通の軍人や頼りない人がたくさん登場しますし、MS(モビルスーツ)のカラーリングが地味なのも好みで(笑)。小隊に焦点を当てた作品なので、スケールはこぢんまりとしていますが、そのぶん人間模様がしっかりと描かれていて。そんなミニマムな構成も大好きなんです。


――『08小隊』は、シロー・アマダとアイナ・サハリンの恋愛ストーリーでもありますよね。

草野 私、『ガンダム』シリーズでいちばん好きなヒロインがアイナ・サハリンなんです。しなやかで美しく、それでいてシローを支える芯の強さがあって。あのふたりって本当に理想的なカップルですよね。なかでも印象的なのが第7話「再会」で、命が危険に晒された極限状況でシローが「アイナー! 好きだー!」って告白すると、アイナが一瞬びっくりした顔をしたあとにうれしそうな表情を浮かべるんですよ。あの一連のシーンは本当に好きです。そのあとふたりは雪山でサバイバルするんですけど、MS(モビルスーツ)のビームサーベルで雪山を溶かして、露天風呂みたいにしてふたりで入ったりして。私はあれにめっちゃ憧れて、当時付き合っていた彼氏に「私もビームサーベルでお風呂を作って入りたい!」ってねだっていました(笑)。このシーンは100回くらいは見たと思います。


――シローとアイナのふたりは、『ガンダム』作品では珍しくハッピーエンドを迎えたカップルですよね。

草野 そうなんですよ。私はカガリとアスランも大好きなので『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の展開はあまりに辛く、もう震えながら見ていましたから(笑)。それくらい『ガンダム』では普通の幸福を得ることが難しいですし、それが戦争のリアルとして描かれているんですよね。そういう意味では、シリーズでも屈指のリアリティをもって描かれた『08小隊』なのに、その恋愛はファンタジーに映るというのはすごく不思議で、本来はこれが普通の人間だし、普通の幸せなんだなってしみじみ感じます。


――あらためて、草野さんにとって『ガンダム』シリーズとはどんな存在ですか?

草野 ひと言にまとめてしまうと「すべての創作意欲の源」ですね。『ガンダム』ってテーマやモチーフ、視点を変えつつも、一貫して「戦争」と「人間」を描いているじゃないですか。そのエネルギーたるや凄まじいものがあって、作品に触れるたびに私も刺激されて、自然と創作意欲が湧いてくる存在なんです。もちろん、死ぬまで追い続けますよ。


③初めて主題歌を提供した

『SHIROBAKO』

シンガーソングライターとして音楽活動を行うかたわら、LiSA「紅蓮華」をはじめ数多くのアニメ主題歌も手がける草野華余子が選ぶアニメ3選。インタビュー連載の最終回は、作曲家として初めてアニメ主題歌を提供し、自身の転機にもなった『SHIROBAKO』。


ずかちゃんの闇落ちシーンに心がキューっとなります

――『SHIROBAKO』は草野さんが初めてアニメ主題歌の作曲を手がけた作品ですね。

草野 そうです。『SHIROBAKO』では前期・後期ともにOPテーマの作曲を担当させていただきました。もともとP.A.WORKSさんの作品は大好きでしたし、なかでも『花咲くいろは』はドタバタなコメディ要素もあればグッと胸を締めつけるシーンもあって、とっても素晴らしい作品でした。『SHIROBAKO』はその「働く女の子シリーズ」の第2弾ということで、すごくうれしかったですし、同時に気合いも入りました。


――前期OPテーマの「COLORFUL BOX」は流行や時代に流されない、キャッチーで力強いアニソンですよね。

草野 そう言っていただけるのがいちばんうれしいです。私としても、子供のときから親しんできた「古き良きアニソンにしたい」という気持ちがすごくあったんです。現代の音楽は音の数ももっと多いですし、ハモりも何層にもなっていたりするんですけど、そういう方向性ではなく、少ない音符とメロティで「何」を「どこまで」伝えられるかということをいちばんに考えました。彼女たち5人が大好きなことへ向かっていく胸の高鳴りはもちろん、壁を乗り越えようと涙するところのどちらも表現したいと思い、サビの前半はメジャーコード、後半はマイナーコードで進行するという展開にしたんです。


――そうだったんですね。『SHIROBAKO』はアニメーション制作の舞台裏を描いた作品ですが、ひとりの視聴者として見た感想はいかがですか?

草野 アニメを作るためにはこれだけの人が関わっていて、あちこちで衝突やトラブルもあって、それでもいいアニメを作るために突き進んでいるんだっていう気持ちに尽きますね。アニメオタクとしてもアニソン作家としても、いろいろと学び直しがありました。もちろん、アニメ制作だけでなくどんな仕事にも締め切りはありますし、それは守らないといけないものなんですけど、それでも間に合わないことって、やっぱりあるんですよね。


――「万策尽きた!」って叫びたくなることもありますよね。

草野 ホントそれ! 私なんて万策尽きてばっかりですから(笑)。でも、きっと万策尽きたその先で何ができるかっていうのが勝負なんですよね。あと『SHIROBAKO』で私が胸を締めつけられるのが、新人声優のずかちゃん(坂木しずか)の存在なんです。宮森あおいをはじめ、ずかちゃん以外の4人って、苦労はあるけどそれなりに前に進んでいるじゃないですか。でも、ずかちゃんはなかなかオーディションに受からず、足踏みをしていて。物語も終盤の第22話「ノアは下着です。」でも、暗い部屋でひとり缶ビールを握りしめながらテレビを見ていて、そこに映っている年下の人気声優の忙しいアピールに「じゃあ、代わってあげようか?」って毒づいて。「なんでだよ」って呟いて酔いつぶれるシーンとか、もう胸がキューってなります。

――草野さんにも似たような体験があるんですか?

草野 私も大阪から上京してきた当時は順風満帆ではなかったんです。両親や妹、親友と離れて、いざ音楽とひとりきりで向き合ったときに、これまでいかにまわりの人たちに支えられてきたのかを痛感しました。大阪時代には毎週のようにライヴハウスで音楽仲間と飲んでいたので余計に孤独感を感じてしまい、曲が思う通りに書けなくなった時期もあって。でも、あきらめずに夢に向かって進もうとするずかちゃんの姿を見て、私も頑張ろうって勇気をもらえて。あの時期は本当に『SHIROBAKO』に救われました。


――P.A.WORKS作品でいえば、2021年にも『白い砂のアクアトープ』で2曲のOP主題歌を提供していますね。

草野 これは本当にうれしい出来事でした。『SHIROBAKO』の時期に感じていた作曲の苦しみが今や楽しみや喜びに変わっていて、ようやく「私はちゃんと手に職をつけられたんだ」って実感することができました。タイミング的にもLiSAさんの「紅蓮華」が大ヒットしたあとだったので、あらためて初心に帰ることができました。


――「紅蓮華」以降、楽曲提供のオファーもかなり増えたと思いますが、そのぶんソロ活動の機会が減ってしまうという葛藤はありませんでしたか?

草野 葛藤がまったくないと言ったら嘘になるかもしれませんが、でも人から求められることって大切じゃないですか。それこそムサニ(武蔵野アニメーション)の杉江(茂)さんも、作画監督を引き受けるかどうかで悩む(安原)絵麻ちゃんに「才能っていうのは、まずチャンスをつかむ握力と失敗から学べる冷静さだと思う」って背中を押しますよね。美術の大倉(正弘)さんだって「自分の進む先が最初から見えていたわけじゃないんだ。気がつくと、今ここにいる、それだけ」って言っていますし(笑)。


――今は求められることをやろうというスタンスなんですね。

草野 そうです。せっかくまわりから求められているときに、自分の変なこだわりやプライドを優先するのって、自分で自分の可能性を狭めているだけのような気がするんです。大人になって丸くなったとか夢を見なくなったということではなく、私にとっては今過ごしているこの毎日が夢のようなもので、すごく不思議な感覚なんです。たしかに忙しい毎日ですけど、めちゃめちゃ苦労して曲を提出したあとに飲むビールが何よりも美味しいですし(笑)。だからこそ人間は働くんだろうって感じています。なので、今はこの道を行ける限り歩き続けてみたいなと思っています。






日文原文链接:

原网站Febri已闭站

日文网页原图: