【生肉转载】Febri TALK系列——manzo

取材・文/岡本大介
来源:日本深度动画内容网站Febri
采访发布时间:2025年3月21日~25日
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①初めて音楽を意識したアニメ
『ルパン三世』
ミュージシャン活動や歌手への楽曲提供はもちろん、『秘密結社鷹の爪』や『怪人開発部の黒井津さん』などのアニメ劇伴も数多く担当し、現在は『弱虫ペダル』や『刀剣乱舞』などの舞台音楽も手がけるmanzoが選ぶアニメ3選。インタビュー連載の第1回は、小学生時代に出会い、音楽に心を奪われた『ルパン三世』シリーズ。
ハンフリー・ボガートや松田優作のように、実写作品の感覚で見ていました
――1本目に挙がったのは『ルパン三世(以下、ルパン)』シリーズです。これはアニメの原体験という感覚ですか?
manzo そうです。世代的には1977年から放送された第2シリーズがドンピシャなんですけど、再放送で第1シリーズも見ていました。他の作品だと、同時期にやっていたタイムボカンシリーズの『ヤッターマン』も好きでしたね。どちらも劇伴が印象的で、『ルパン』の音楽はスタイリッシュでカッコよくて、『ヤッターマン』の音楽はすごく面白いなと、子供ながらに思っていました。
――子供の頃から音楽に注目していたんですね。
manzo そうですね。もちろん、将来的に音楽の道へ進もうなんて当時はまったく思っていませんでしたが、たまたま4歳からギターを習っていたこともあり、やっぱり音楽は気になっていました。それはアニメだけでなく、ドラマやバラエティ番組を見てもそうでした。
――『ルパン三世』のキャラクターや世界観はどう見ていましたか?
manzo 本家にあたる『アルセーヌ・ルパン』シリーズ(著/モーリス・ルブラン)の子供向け翻案小説をもともと読んでいたんです。あちらがワクワクするような冒険小説なのに対して、『ルパン』はすごくアダルトでハードボイルドな雰囲気に満ちていて、「同じルパンなのに全然違う!」と衝撃を受けた記憶があります。そのアダルトな感じにすごく憧れたんですよね。
――小学生にあの渋さが響いたんですか?
manzo 響きましたね。というのも、僕は新宿で生まれ育ったのですが、母親が歌舞伎町でスナックをやっていたこともあって、物心がついた頃から歌舞伎町で過ごす大人たちを見てきたんです。当時は歩きタバコも自由でしたし、ルパンや次元のような渋い雰囲気の大人がたくさんいて、どこかで憧れを感じていたんですよね。
――なるほど。ファンタジーというよりは現実の延長線上で見ていたんですね。
manzo まさにそうです。『カサブランカ』のハンフリー・ボガートや『探偵物語』の松田優作などと同じく、実写作品の感覚で見ていました。
――ちなみに第1シリーズと第2シリーズではどちらが好きでしたか?
manzo まだ子供だったので、頭の中では一緒に記憶されているんですよね。ただ、もともと音楽きっかけで見ていた僕としては、第2シリーズの大野雄二さんのキャッチーでコミカルさを残した音楽が耳に残っています。でも、大人になるにつれて、山下毅雄さんが手がけた第1シリーズの音楽にある無頼漢っぽさというか、やさぐれた雰囲気の魅力もわかってくるようになりました。今ではどちらの音楽も好きです。

――『ルパン』の劇伴というと、ジャズがベースですよね。manzoさんはそういうジャンルも好きなんですか?
manzo 好きですね。僕が作る音楽のイメージからは遠いと思われるかもしれませんが、それはたまたまそうではないジャンルの曲が有名になってしまっただけで、ジャズも僕の手札のひとつなんです。学生時代はジャズ研に所属していましたし、わりとバックボーンとして刷り込まれていると思います。
――そうだったんですね。とくに好きなエピソードはありますか?
manzo TVシリーズは話数が膨大なので、「この一本」を挙げるのはなかなか難しいですね。記憶に残っているという意味では、やはり映画『ルパン三世 カリオストロの城』がいちばんです。中でもルパンと次元が水路を使ってお城に潜入していくシーンが好きで、水の流れに身をまかせながら、すごく狭いところをすり抜けていくあの描写がなぜか忘れられません。
――『カリオストロの城』は、音楽とシーンのシンクロも抜群ですよね。
manzo そうですね。お城の屋根を登っていく有名なシーンを筆頭として、リズム感やスピード感など、まさにフィルムスコアリングの極致のような作品で、子供ながらに圧倒されたのをはっきりおぼえています。
――好きなキャラクターを挙げると誰になりますか?
manzo メインキャラクターはみんな好きなんですよね。ただ、子供の頃は峰不二子の魅力にはまた気づけなくて「悪い女だなぁ~」と、むしろ嫌っていました。でも、大人になるにつれ、いろいろな経験を積んでくると、男をケムに巻く感じだったり、ちゃっかりしたところが気になって……。
――だんだんと好きになっていった?
manzo 今では大好きになりました(笑)。他のキャラクターは子供の頃から好きで、次元はとにかく渋くてカッコいいですし、五ェ門も仕事人っぽくていいし、銭形の昔気質(むかしかたぎ)の感じも泥臭くて好きです。でも、やっぱりいちばんとなると、ルパンですね。クールなところもお茶目なところもあって、決めるときはビシッと決めるじゃないですか。僕からするとルパンは「粋の塊」みたいな感じなんです。僕自身にそういう要素がほとんどないので、余計に憧れちゃうのかもしれません。
②初のアニメ劇伴担当作
『秘密結社鷹の爪』
ミュージシャン活動や歌手への楽曲提供はもちろん、『伝染るんです。』や『怪人開発部の黒井津さん』などのアニメ劇伴から『弱虫ペダル』や『刀剣乱舞』などの舞台音楽も手がけるmanzoが選ぶアニメ3選。インタビュー連載の第2回は、ミュージシャンから劇伴へと仕事の幅を広げる転機となった『秘密結社鷹の爪』シリーズ。
FROGMANとの出会いが今の自分を作った
――『秘密結社鷹の爪(以下、鷹の爪)』シリーズは、長年にわたりmanzoさんが劇伴を務めている作品です。
manzo 初めてTVアニメの劇伴をやらせてもらったのが『鷹の爪』なんです。それまではいわゆる職業作曲家で、いろいろな歌い手さんにポップスを提供していたのですが、やっぱりそれだとどうしても作曲の自由度は限られてくるんですよ。でも、劇伴、中でも『秘密結社鷹の爪』は自分の持っている音楽の言語を自由に出すことが許された現場で、結果として今の自分の土台を作ってくれた作品になりました。
――『鷹の爪』にはどのような経緯で参加したのですか?
manzo そもそも僕はFROGMANさんのファンだったんです。彼の出世作の『菅井君と家族石』を見て、とても感動しまして。タイトルからしてスライ&ザ・ファミリー・ストーンのパロディなのですが、主人公の菅井くんはスライ・ストーンがモデルで、兄ちゃんのモデルはジョン・コルトレーンだったり、僕が好きなミュージシャンをモデルとしたキャラクターがたくさん登場していましたし、『スター・ウォーズ』や『パルプ・フィクション』などの映画のパロディも豊富で。感動のあまり、いつかFROGMANさんと仕事がしたいと思って、彼のホームページの掲示板に直接書き込んだんですよ。そこからお付き合いが始まって、今に至るんです。
――そうだったんですね。『鷹の爪』シリーズはシナリオから演出、キャラクターデザイン、声優という主要なポストをすべてFROGMANさんがひとりで担当している、かなり異色なフラッシュアニメですよね。
manzo 本当にすごい方で、尊敬しかないです。遊び心にあふれていて、コンプライアンスが厳格化するこのご時世でも、それを逆手に取ったりしながら、ギリギリのネタで攻めているんですよね。その姿勢にはいつも元気をもらっていますし、僕も負けていられないっていう気持ちになるので、すごく刺激ももらっています。
――『鷹の爪』シリーズの劇伴はジャンルも雰囲気も多岐にわたります。どのように制作しているのですか?
manzo 作品の特徴として、有名な映画を元ネタとしたパロディやオマージュを描くことも多いので、音楽的にも元ネタの雰囲気を拝借して作ることが多いですね。僕はこういうパロディ曲を作るのが性に合っているようで、いつもニヤニヤしながら作業しています(笑)。
――元ネタの雰囲気を残しつつも、パクリにならないように作るのは、かなり難しそうです。
manzo そうですね。パロディである以上は「この曲の元ネタってあの曲だよね?」って気づいてもらえないとダメですし、かといってやり過ぎるのもダメですし。でも、そのさじ加減を追求すること自体がとても楽しいんですよね。もちろん、普通にオリジナル曲を作るのも嫌いではないのですが、それとはまた違った楽しみがあるんです。

――とても長いシリーズですが、これまでに作った劇伴曲で印象深い曲はありますか?
manzo いくつかあるんですけど、1曲だけ何度かリメイクしている曲があって、それがいちばん印象深いですね。僕とFROGMANさんの間では「ファイナルアタック」と呼んでいて、第1期の第11話「ファイナルアタック 前編」で初めて使われて以来、クライマックスの最終決戦になるとよくかかる曲なのですが、じつはこの曲はこれまで3回くらいリメイクしているんです。個人的にはリメイクするたびにクオリティが上がっていると感じていて、自分の成長がその都度体現できているような気がするので、とても思い入れがあります。
――好きなキャラクターはいますか?
manzo 総統です。人情味があって哀愁感が漂っていて、間抜けなんだけど漢気にあふれていて。世界征服を企みつつも、それは人々の幸せのためだったり。なにより何度失敗してもメゲないし、決してあきらめない不屈の闘志を持っているじゃないですか。僕は総統のセリフに何度も泣かされています。
――最新シリーズの『秘密結社鷹の爪 ~ゴールデン・スペル~』では、総統の中学時代が描かれていましたね。
manzo クライマックスで、総統と同級生の黒輝 誉(くろきほまれ)が和解したシーンは号泣しました。40代のおっさんが仲直りするシーンで泣くなんて、やっぱり僕はおっさんキャラが好きなんでしょうね(笑)。しかも、あのシーンではわりと自信作だった泣き系の曲がドンピシャで使われていて、ボロボロと泣きながら「そうそう、この曲だよ」って(笑)。
――内容的にも大好きだし、自身のキャリアにとっても重要な作品なんですね。
manzo 本当にその通りなんです。FROGMANさんに誘っていただけたことで、それまでにはなかった新しい世界が開けましたし、劇伴の面白さを知ることができました。もっと個人的なことを言えば、妻との出会ったのもじつはFROGMANさんの紹介がきっかけなんですよ。もう15年以上のお付き合いになりますが、まさしく公私ともにお世話になっている方であり、シリーズですね。
③ミュージシャンとしての幅が広がった
『天体戦士サンレッド』
ミュージシャン活動や歌手への楽曲提供はもちろん、『秘密結社鷹の爪』や『怪人開発部の黒井津さん』などのアニメ劇伴から『弱虫ペダル』や『刀剣乱舞』などの舞台音楽も手がけるmanzoが選ぶアニメ3選。インタビュー連載の最終回は、主題歌アーティストとして参加し、自身に多くの影響を与えた『天体戦士サンレッド』。
僕は「音楽芸者」。お客さんの喜ぶ顔が見たい
――『天体戦士サンレッド(以下、サンレッド)』は、manzoさんが主題歌アーティストとして参加している作品ですね。
manzo アニメ主題歌を自分で歌うのは2004年の『げんしけん』以来2作目だったのですが、この『サンレッド』で歌った「溝ノ口太陽族」は、その後の自分にとって大きな転機となる楽曲だったので、今回選ばせてもらいました。
――具体的にはどんな転機につながったのでしょうか?
manzo 僕は今、舞台の音楽も手がけているのですが、そのきっかけは演出家の西田シャトナーさんに声をかけてもらったことなんです。そして西田さんがどうして僕を誘ったのかというと、この「溝ノ口太陽族」を聞いたからなんですよ。それまで僕は舞台音楽をやったことがなかったのですが、誘われるままにOKしました。それが舞台『弱虫ペダル』だったんです。
――そうだったんですね。「溝ノ口太陽族」は、昭和生まれの世代には深く突き刺さる名曲ですよね。
manzo ありがとうございます。僕の子供の頃って、まだ歌謡曲や演歌がヒットチャートに混在してあちこちで流れていた時代なんです。今よりも雑多な音楽に触れ合っていたはずで、その感覚を呼び起こすようなメロディラインや歌唱を意識しました。それこそもっと古い、僕の父や母の世代が聞いていた戦後歌謡のエッセンスも汲み取って、それを現代にアップデートしてよみがえらせたようなイメージなんです。タイトルの「太陽族」というのも1950年代の流行語から取っていますし。
――懐かしさはあっても古臭く感じないのは、そうしたミクスチャー志向があったからなんですね。歌詞について、こだわった部分はありましたか?
manzo 物語の舞台が溝の口という実在する街なので、何度もロケハンして街の雰囲気を感じ取ろうとしました。ただ、当時は作詞経験があまりなかったので、何度もリテイクと修正を重ねたのをおぼえています。
――なるほど。作品の世界観でいうと、奇しくも『秘密結社鷹の爪』と同じく悪の秘密結社とヒーローの対決という図式ですよね。
manzo そうなんですよ。それでいえば、2022年1月から放送しているTVアニメ『怪人開発部の黒井津さん(以下、黒井津さん)』の劇伴もやらせてもらっているんですけど、これもまた悪の秘密結社を描いた作品なんです。

――悪の秘密結社といえば、manzoさんというイメージが定着しているのかもしれませんね。
manzo どうなんでしょうね(笑)。ちなみに『黒井津さん』の音響監督は『天体戦士サンレッド』と同じ飯田里樹さんなんです。今回に限らず『天体戦士サンレッド』のスタッフさんが、その後、別の作品で呼んでくださることがちょこちょこあって、そういう意味でもとても縁の深い作品だなと思います。もちろん、作品自体もとても面白くて、個人的にも大好きです。
――どんなところに魅力を感じますか?
manzo 溝の口の庶民的な雰囲気と特撮ものの要素が融合しているじゃないですか。あの世界観そのものがまずたまらないです。それにキャラクターもみんな魅力的で、本当にあの街で暮らしているような生々しさがあるんですよね。
――好きなキャラクターはやはり……。
manzo ヴァンプ将軍です(笑)。
――やっぱり(笑)。
manzo ヴァンプ将軍はおっさんキャラですけど、掃除にうるさかったりご近所づきあいを大切にしたりと、中身はおばちゃんに近いんですよね。溝の口という街の雰囲気も手伝って、あの人情味がある感じが好きですね。僕からすれば、この作品の主人公はレッドというよりもヴァンプ将軍なような気がします。
――楽曲提供やアーティスト活動から始まり、劇伴や舞台音楽まで仕事の幅を広げてきたmanzoさんですが、今後の野望のようなものはあるんですか?
manzo 僕は自分のことを「音楽芸者」だと思っていて、お座敷に呼んでさえくれれば、なんでも全力でやりますよというスタンスなんです。若い頃は「こうなりたい!」という理想像もあったのですが、今ではそういう野心はあまりなくて、お客さんが喜んでくれさえすれば、それがいちばんだと思うようになりました。
――アーティストというよりも、エンターテイナーに近いですね。
manzo そうですね。歌舞伎町でスナックをやりながら、ちょっとエッチな曲を歌ってはお客さんを爆笑させていた母親を見て育ったせいか、僕も音楽という言語を使ってみんなを笑顔にすることが好きなんです。そこはメンタルの根っこの部分にあると思います。
――劇伴だけでなく、「溝ノ口太陽族」のように自分で歌いたいという気持ちも強いんですか?
manzo もちろん、ありますよ。今はなかなか自分の歌に時間を割くことができないんですけど、歌うことは好きですから。じつは『黒井津さん』でも、劇伴以外に歌っている曲が一曲だけあるんです。
――そうなんですか?
manzo 居酒屋のシーンで流れるBGMなんですが、堀内孝雄さんっぽい曲を作って、それには自分で声を入れています。僕も50歳を超えて、ようやく人生の哀愁を感じさせる渋い歌声が出るようになってきた気がしていて。歌い手としてはそういう変化も興味がありますし、これからも楽しみですね。
日文原文链接:
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