【生肉转载】Febri TALK系列——须田刚一

取材・文/宮 昌太朗
来源:日本深度动画内容网站Febri
采访发布时间:2022年1月17日~21日
本文仅供学习交流使用,版权归原作者所有,如有问题请及时联系我们以作处理。
①自分にとって最初のヒーロー
『宇宙の騎士テッカマン』
『NO MORE HEROES』や『killer7』など、ユニークな作品群で知られるゲームデザイナー・須田剛一。そのアニメ遍歴を聞くインタビュー連載の第1回は、小学生の頃の須田に、ヒーロー像を刻み込んだという一作について。
他のアニメとは何か違う――生々しい世界の匂いを感じた
――ゲームデザイナーとして活躍している須田さんですが、アニメの話を伺ったことはあまりないと思います。今回、3本の作品を挙げていただきましたが、1本目が『宇宙の騎士テッカマン(以下、テッカマン)』。1975年の放送なので、見ていたのは小学生くらいですか?
須田 そうです。僕は長野出身なんですけど、当時、長野はNHKの他に民放が2局しかなくて、オタクとしては非常にアウェーな環境だったんですね(笑)。だからアニメや特撮は宝物みたいなもので、テレビに映るものはすべて見る。そういう感じだったんですよ。しかも『冒険王』とか『テレビマガジン』『テレビランド』みたいなテレビ雑誌を母親に買ってもらって読むと、僕の知らないアニメについて書かれている。知らない世界がそこにあって、だからこそ1本1本を大切に見る。そういう感じはありました。
――『テッカマン』のどこに、そんなに魅力を感じたのでしょうか?
須田 子供の頃から宇宙が好きだったので、舞台が宇宙だったというのが、まずひとつ。加えて、主人公の南城二が変身する姿が妙に痛々しいんですよ。ワイヤーみたいな何かを巻きつけられて、苦しんで変身して。しかも戦い終わったあとは倒れ込んだり、ヘトヘトになって帰ってくる。「ヒーローって、こんなに苦しんで戦っているんだ」というのがガツーンと来たんですよね。あと、僕が初めて会った有名人もテッカマンなんです。
――有名人ですか?
須田 長野には当時、大きな百貨店がふたつあって――駅前の東急の他に、昭和通りに丸光(まるみつ)っていうデパートがあったんです。今はもうなくなっちゃったんですけど、丸光の屋上には遊園地があって、そこでよくサイン会が行われていたんです。で、そこにテッカマンが来て……。
――ああ、なるほど(笑)。子供向けのショーが来たわけですね。
須田 そうです! 母親に連れていってもらって、目の前でテッカマンにサインをしてもらって。今でもそのサインを書いて再現できるくらい、強烈な印象が自分の中に焼きついているんです。だから、自分にとって最初のヒーローはテッカマンだった気がしますし、最新作の『NO MORE HEROES』も『テッカマン』の影響を受けていて……。作中で主人公のトラヴィス・タッチダウンがフルアーマーを装着するんですけど、デザイナーに「テッカマンみたいにしてくれ」とお願いしています(笑)。

――それくらい影響を受けているんですね。
須田 パワードスーツを着ているとはいえ、生身ひとつで戦う強さというか。空気のない宇宙空間は、穴が空いたら一発で死んでしまうわけじゃないですか。そんな怖い場所を南城二は身体ひとつで飛び回っているわけで、コイツはとんでもねーヤツだな、と(笑)。あとは、同じスペースナイツの仲間にアンドロー梅田っていうキャラクターが出てくるんですけど、彼が大好きだったんです。黒人のキャラクターで髪の毛がアフロで、とにかく強烈だったんですよね。今回の取材のために昨日、第1話を見ていたんですけど、山田康雄さんの声も素敵で――じつは『killer7』にアンドレイ・ウルメイダというアフロの黒人のキャラクターを出したんですけど(笑)、それくらい好きだったんです。子供心に大人の雰囲気があるというか、『テッカマン』には他のアニメとは何か違う――生々しい世界の匂いを感じていたのもしれないな、と思います。
――そういえば、『テッカマン』のキャラクターデザインは天野喜孝さんが担当していますよね。
須田 そうなんですよね。以前、フランスのイベントで天野さんと1週間くらいご一緒したことがあるんですけど、タクシーを待っているときに手帳にアンドロー梅田を描いていただいたことがあります(笑)。「あれ、おぼえてないな。アンドロー梅田ってどんなだっけ……」みたいな感じでしたけど。
――あはは。『テッカマン』は、ストーリー的にもちょっと暗い雰囲気がありましたよね。
須田 その暗さに惹かれたのはありますね。そういう意味では永井豪先生の『デビルマン』も圧倒的に好きでしたね。あと石川賢先生が『グレンダイザー対グレートマジンガー』の読み切りマンガを描かれているんですけど、これがヒドい話なんです。盗んだグレートマジンガーの身体に人間が何人も磔にされていて、グレートマジンガーがアトミックパンチを撃つ。で、当たると人がブチャッと潰れるっていう。『テレビマガジン』に載っていた記憶があるんですけど、いったいこれは何なんだ!?と。幼いながらも、圧倒的な悪意と戦うヒーローの闇の部分を感じましたね。
――南城二も「宇宙人と見ればみんな殺す」みたいな主人公ですし。
須田 そうですよね。『機動戦士ガンダム』でも、アムロがコンスコン隊を一網打尽にするじゃないですか。あれでアムロは「白い悪魔」って呼ばれるようになりますけど、僕からすると、初代「白い悪魔」はテッカマンなんです(笑)。
②スターシステムに魅せられた
『海底超特急マリン・エクスプレス』
インタビュー連載の第2回で取り上げるのは、日本テレビのチャリティ番組『24時間テレビ』内でオンエアされた、手塚治虫原案・総監督のカルトなアニメ。須田自身のゲームに与えた影響から、ゲーム化してみたい手塚作品まで話を聞いた。
僕にとっては手塚ワールドに案内してくれた教科書
――『宇宙の騎士テッカマン』以降も、アニメや特撮を見る生活が続いたのでしょうか?
須田 高校までは途切れることなく続いていましたね。しかも小学校高学年になると、アニメ雑誌という存在を知るんです。『アニメージュ』と『ジ・アニメ』、あとは途中から『アニメディア』が入ってきて『月刊OUT』と『ファンロード』と、手に入る雑誌は全部買っていました。
――世間的にも『宇宙戦艦ヤマト』から始まるアニメブームの真っただ中ですね。2本目に挙げていただいた『海底超特急マリン・エクスプレス(以下、マリン・エクスプレス)』は、1979年の『24時間テレビ』で放送されたテレビスペシャル。手塚治虫が原案・総指揮を務めた作品です。
須田 『24時間テレビ』で流れたスペシャルアニメの第2弾だったと思うんですけど、当時、アニメ雑誌で推されていたのですごく期待していたんです。しかも手塚作品のキャラクターが一同に会する。そこが僕にとってはめちゃくちゃ魅力的で。
――手塚ファンとして、期待値が高かったわけですね。
須田 手塚先生の作られた、いわゆる「スターシステム」ですよね。ブラック・ジャックはたしか『マリン・エクスプレス』にもそのままの名前で出てくるんですけど、アトムは違う名前(アダム・ナーゼンコップ)だったり、いったいこれは何なんだろう?と。要するに、キャラクターを作品ごとに存在すると考えるのではなく、ある種、役者みたいなものとして捉えて、作品という枠を飛び越えて活用する。とくに好きだったのがロック(・ナーゼンコップ)なんですけど……。
――『バンパイヤ』のロック・ホームが『マリン・エクスプレス』では、それとは別のキャラクターとして登場する、という。
須田 そうです。ロックというキャラクターにはすごく惹かれました。あとは主題歌の「ザ・マリン・エクスプレス」を歌っていたのがゴダイゴのトミー・スナイダーさんで、これがまたカッコいいんです。今でも大好きでiTunesに入れているくらいなんですけど、あの曲を聞くだけでも高揚感がある。『マリン・エクスプレス』が面白かったかどうかは別として、当時の興奮がよみがえってくる感じがあるんですよ。
――面白くはなかったんですか?(笑)
須田 いや、面白かったと思います。ただ、話の結末がよくわからなくて……。
――あはは。大風呂敷を広げたまま、畳まないで終わるっていう。
須田 そうなんですよ。でも、いろいろなキャラクターが出てきて、すごくお祭り感がある。そこがめちゃくちゃよかったんです。

――なるほど。手塚作品の中でとくに好きな作品は何ですか?
須田 アニメじゃなくてマンガになっちゃうんですけど、『MW』は好きですね。手塚先生の作品の中でもバリバリのサスペンスもので、ちょっと他の作品とは毛色が違う。これはゲーム化したら面白そうだな……と思っているくらい好きです。
――須田さんがゲーム化した『MW』は、ぜひ遊んでみたいですね。
須田 昔、手塚治虫マンガ全集を全部買ったんですよ。で、時間があるときにどんどん読んでいったんですけど、『ブッダ』だけはまだ手をつけていなくて。手塚先生の作品は、こちらのコンディションがよくないと読み進められないんですよね。いい加減な気持ちじゃ読めない(笑)。あと『火の鳥』もなかなか読み終わらないですね。老後の楽しみかな、と思っています。
――『マリン・エクスプレス』が須田さんの仕事に与えた影響はありますか?
須田 やっぱりスターシステムでしょうね。加えて、作品全体を包むお祭り感。いったいどんなものが始まるんだろう?という期待がどんどん膨らんでいって、超絶な展開が起きて結末へ加速するという、起承転結では収まらない作品が持つ独特のリズムでしょうか。そういった型破りな作品の作り方みたいな部分は、影響を受けていると思います。あと主題歌ってすごく大事なんだなとか(笑)。
――あはは。
須田 あらためて振り返ると、手塚作品の入り口みたいなところがあったと思うんです。このキャラはどんな作品に出ていたんだろう?って調べて読む、みたいな。たとえば、音楽だと、好きなアルバムのプロデューサーの名前をきっかけにして、他にどんなアーティストを手がけているんだろう?って調べて、違うバンドを知ったりするじゃないですか。それと同じように、僕にとっては手塚ワールドに案内してくれる教科書というか、カタログが『マリン・エクスプレス』だったのかなと思いますね。
③ジロンの熱い魂に感化された
『戦闘メカ ザブングル』
ゲームデザイナー・須田剛一に影響を受けたアニメ作品について聞く連載インタビュー。その第3回は、言わずと知れた富野由悠季監督の一作をピックアップ。須田自身の人生にも影響を与えたという、この名作をめぐって話を聞いた。
富野さんの姿勢からは、モノ作りをする作家の凄みを感じる
――3本目は『戦闘メカ ザブングル(以下、ザブングル)』。言わずと知れた富野(由悠季)監督の名作ですが、1982年放送なので、須田さんは当時、中学生ですかね。
須田 その中学の3年間がいちばん濃かった気がします。アニメにどっぷりハマるのと並行して、プロレスにもめちゃくちゃ没頭していたんです。アニメ雑誌を隅から隅まで読んだら、今度はプロレス雑誌を全部読んで、それをひたすら繰り返すっていう(笑)。しかも富野さんは、この3年間で『機動戦士ガンダム(以下、ガンダム)』のあとに『伝説巨神イデオン(以下、イデオン)』を作って、さらに『ザブングル』の準備もしていたわけで。僕も今、モノを作っている人間だからわかるところがあるんですけど、あれだけ濃くて、しかも毎回――ロボットアニメという共通項はあるものの、まったく違う作品を作り上げているじゃないですか。あらためて、そこは本当に凄まじいなって思いますね。
――すごく濃密な時期ですよね。
須田 だから当然、『ガンダム』と『イデオン』の洗礼を食らってはいるんですけど、でも個人的にはそのあとの『ザブングル』『聖戦士ダンバイン』『重戦機エルガイム』の流れも大好きで。(『ザブングル』の主人公)ジロン・アモスの大ファンになって――この前、中学の卒業文集を見ていたら、ジロン・アモスと『うる星やつら』の諸星あたるを描いていたことを思い出したんです。ああ、本当に好きだったんだなって。
――めちゃくちゃアニメオタクですね(笑)。
須田 あと当時、アニメ雑誌ではジロンが使っている銃を紹介していて。『ザブングル』は実在する武器が出てくるのが特徴のひとつだったんですけど、それで今度は銃にハマるんです。『Gun』って拳銃の専門誌がありましたけど、それを愛読し始めて。善光寺下にあったオモチャ屋がモデルガンをいっぱい置いていたので、ジロン・アモスと同じブローニング・ハイパワーっていう銃を買って、ひとりでジロンごっこをしていました(笑)。
――あはは。
須田 あとメカもこれまでのロボットとは違って、ウォーカーマシンっていう――ちょっと前に『未来少年コナン』で見たような無骨な見た目のメカだったんです。それこそ今見ると、青いザブングルがカッコ悪く見えるくらいなんですけど、でもシリーズの途中でその主役機が交代してウォーカー・ギャリアになる。主役機が途中で代わるっていうアイデアも革命的じゃないですか。兵器だから取り換えがきくっていうのも生々しいし、そのウォーカー・ギャリアのデザインが世界観としっくりくる感じがあって。しかも主役機然としていて大好きでしたね。

――先ほどジロンが大好きだったという話がありましたが、キャラクターの中ではやっぱりジロンがいちばんですか?
須田 ジロンが大好きですね。ストーリーはすっぽりと忘れちゃったんですけど、ある回でジロンがラグのことをずーっとビンタしているシーンがあって、すごいアニメだなって思ったんですよ(笑)。こいつら、必死で命を張って生きているんだなっていうか。ジロンの熱い魂みたいなものを感じて「こういう男になりたいな」って。というのも、中学時代は訳あって帰宅部で時間を持て余していたのでアニメとプロレスにどっぷりの生活を送れたんですけど、ジロンを見て「高校に入ったら絶対にリスタートをかけて、次は部活を3年間やり通す!」と思ったんです。それはジロンからの影響ですね。
――須田さん自身の人生にも影響を与えるくらい、存在感の強いキャラクターだった。
須田 やっぱり心の強さというか、芯の強さですよね。自分にはそこが欠けている気がして、そこを突破したいっていう気持ちが、ずっとくすぶっていた。高校でブチ破れ!って背中を押してくれたのがジロンでした。『ザブングル』にはそういう熱量みたいなものをもらった気がします。
――作品から受けた熱量以外で、影響を受けているなと感じるところはありますか?
須田 富野監督の世界観の作り方っていうんですかね。富野さんは作品ごとに、キャラクターにしても世界観にしても、これまでのものをすべて捨て去って、次はまた新しいものを生み出す。『ガンダム』というすごい作品を作っては捨て、次は『イデオン』というトンでもないものを作り上げて、また捨てる。『ザブングル』もそうですよね。そういうモノ作りにおける潔さみたいなもの、過去に引っ張られることなく新しいことにチャレンジする姿勢には、強く影響を受けている気がします。
――つねにアグレッシブな姿勢で、制作に取り組んでいくというか。
須田 ああ、これが本当にモノ作りをする人なんだなって、そういう凄みみたいなものを感じます。しかも富野さんは今でも『Gのレコンギスタ』を作ったり、年齢に関係なくクリエイティブを続けていらっしゃって。僕も年を取って、今の富野さんと同じ歳になっても、同じようにゲームを作る。そういう覚悟はありますね。
日文原文链接:
原网站Febri已闭站
日文网页原图:



登录后可发布评论