【生肉转载】Febri特辑系列——剧场版《名侦探柯南:堕天使之高速公路》脚本大仓崇裕专访

取材・文/岡本大介
来源:日本深度动画内容网站Febri
采访发布时间:2026年5月26日
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劇場版『名探偵コナン』の最新作『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』が現在絶賛上映中だ。本作は神奈川・横浜を舞台に、白バイ隊員の萩原千速が謎の黒いバイク「ルシファー」と激しいチェイスを繰り広げるバトルミステリー。今回は本作で劇場版の脚本担当が5作目となる大倉崇裕さんをお迎えして、作劇のロジックからアクションのシチュエーション作りまでを徹底取材。前編は、千速と重悟のキャラクター造形と、青山剛昌先生とのやり取りについて聞いた。
弟・研二との最後の会話は青山先生に丸投げ!?
――大倉さんが劇場版の脚本を担当するのは、今回で5回目ですね。
大倉 そうですね。2年に一度という感じで、定番になりつつあります。
――まずは今作の「神奈川県警」「横浜という舞台」「バイクレース」といった骨格がどのように固まっていったのか教えてください。
大倉 最初の打ち合わせの時点で、青山先生から「今回は千速をメインでやる」ということをお聞きしたんです。「神奈川県警」や「横浜」はそこから自然と固まっていきました。
――千速ありきだったんですね。
大倉 はい。その当時の千速は原作でもそこまで露出は多くなかったので、素直に彼女のキャラクターや属性に合わせていったほうがいいだろうというのが僕の考えでした。なので、打ち合わせでも「千速は白バイ乗りだから、ストレートにバイクアクションでいきましょう」と。しかも神奈川県って横に広くて、山もあれば海もある。バイクアクションがかなり映える舞台なんです。結果論ではありますけど、千速が神奈川県警所属ですごく助かりました。
――そのバイクアクションも、高速道路から峠道、市街地と、本当にバラエティ豊かでした。
大倉 バイクアクションを考えたときに、最初に浮かんだのが箱根ターンパイクとか、箱根の旧道とか、あの辺りでした。ああいう曲がりくねった山道でアクションができたら面白いだろうなというイメージが最初からありましたね。
――萩原千速という人物について、大倉さんは彼女をどう捉えて描きましたか?
大倉 最初は結構華やかで、オールマイティで「安室(透)の女性版」みたいな感じなのかなと思っていたんです。でも、よくよく考えてみると、彼女は弟(萩原研二)を殉職で亡くしているんです。そういう悲劇を経験しつつ、それでも警察官であり続けている人なので、華やかなだけではないだろうと思うようになりました。見えないけど、心の奥にはかなり「影」の部分というのもあるんじゃないかなと。

――なるほど。今回は、弟・研二を亡くした11月7日にまつわるエピソードが描かれていますね。
大倉 千速が初めて劇場版に出てくるわけですから、研二のことに触れないわけにはいかないですよね。殉職した当日、彼女が研二と何を話して、どんな別れ方をしていたのかというのは、今の彼女を形作るうえですごく重要な部分だと思うんです。とはいえ、僕にはそのシーンは描けないし、僕が描くべきでもないので、青山先生に「ふたりの最後の会話を描いていただけませんか?」とお願いをして、それでこのエピソードが実現しました。言ってしまえば青山先生に「丸投げ」をしたかたちなのですが(笑)、素晴らしいセリフとシチュエーションを描いてくださって、ほぼ青山先生の描いたセリフそのままで映画化しています。
――じつはそこに(横溝)重悟が絡んでいたというのも驚きでした。
大倉 あれも青山先生のアイデアなんです。僕なんかではまったく思いつきもしない発想だったので、「さすがです!」としか言えないです。
ストレートには進まないふたりの大人の魅力
――その重悟についても、今作でかなり深掘りされましたね。千速との絶妙なラブコメも印象的でした。
大倉 重悟は割と初期から登場している古株のキャラクターですが、恋愛観やプライベートなどはあまり描かれていないんですね。これは僕には手に負えないなと思って、素直に青山先生に「どうしましょう?」と相談したら、またそこでいろいろなアイデアをいただきました。結果的に青山先生に頼ってばかりで、感謝しかないです。
――一見すると天然な千速が重悟を振り回しているようですが、重悟がそれをすべて受け止めているのが素敵ですよね。
大倉 重悟は明らかに千速のことが好きなわけですよ。ただ、そこをギリギリのところで口には出さずに、千速の無茶振りに付き合っている感じですよね。あと、個人的には重悟の声がすごく好きで、あのカッコいい声で千速にいいようにやり込められているのもツボだったりします。
――大塚明夫さんが演じる三枚目キャラはレアですからね。ちなみに、ふたりの関係性は今後どうなっていくと思いますか?
大倉 ふたりとも心の根底にはハードボイルドが流れているので、なかなか難しそうですね(笑)。仕事に恋愛を持ち込むことをよしとしないタイプというか、そこは佐藤・高木のようにストレートにはいかないと思います。ただ、そんな毅然とした態度を残したまま少しずつ距離が縮まっていくのがふたりの大人の魅力だと思うので、やっぱり僕は重悟が好きですね。

――空から落ちてくる千速を、重悟が「お姫様抱っこ」でキャッチするというクライマックスが最高でした。
大倉 青山先生と話し合いを進めるなかで、ベイブリッジでのアクションを経て、最後は「重悟のお姫様抱っこ」で締めるというオチは、かなり初期に固まっていました。でも、映像であんなにキラキラしたシーンになるとは想像もしていませんでした。受け止められた千速も少し頬を赤らめていましたが、僕の脚本上ではそこまでの描写はなかったので、素晴らしい演出だなと思います。
――一方で、コナンは世良にキャッチされていましたけど、あれも良かったですよね。
大倉 良かったですね。世良は、下手をすると今回の劇場版では割りを食ってしまいそうな立ち位置だったんですけど、最後にあのシーンがあることで全然印象が違いますよね。しかもあの瞬間、世良が「ニヒヒ」っていう絶妙な表情をしているじゃないですか。じつはあれも青山先生のアイデアで、それもすごく効いていましたよね。最後のあの表情で世良の存在感が一気に際立った気がするし、そこはあらためてアニメーションの醍醐味を感じました。脚本段階では、あのラストの存在感や爽快感は表現できていなかったので、そこは監督をはじめ、スタッフの皆さんの作画や演出に感謝です。

劇場版『名探偵コナン』の最新作『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』が現在絶賛上映中だ。本作は神奈川・横浜を舞台に、白バイ隊員の萩原千速が謎の黒いバイク「ルシファー」と激しいチェイスを繰り広げるバトルミステリー。今回は本作で劇場版の脚本担当が5作目となる大倉崇裕さんをお迎えして、作劇のロジックからアクションのシチュエーション作りまでを徹底取材。後編は「主人公・コナン」への回帰と、すべては「お姫様抱っこ」を成立させるための逆算という驚きの脚本ロジックについて語ってもらった。
3つの事件をコナンが結びつけて主人公に
――ストーリーについてですが、今回は冒頭の幽霊ライダー(ルシファー)と少年探偵団の遭遇、ルシファーを追う千速、そして別の事情で人探しをする世良と、3つの視点が絡み合って進んでいきましたね。
大倉 ミステリー的な配置はすごく大変でした。とくに世良については「バイクアクションを描くなら世良も出そう」と決まったものの、どう頑張っても千速とは絡めないんですよね。千速とルシファーを取り巻くストーリーはスムーズに進む一方で、世良サイドの展開はなかなか決まりませんでした。
――結果的に、それを結びつけたのがコナンですね。
大倉 そうなんです。というのも、コナンの役割については思うところがあって。前回脚本を手がけた『100万ドルの五稜星(みちしるべ)』は、監督やスタッフさんたちのおかげでとてもいい作品になったという自負はあるんですけど、一方でコナンの扱いに悩んだ作品でもあったんです。とくに怪盗キッドと服部平次が出てくると、子供であるコナンがどれだけ頑張っても、やっぱり彼らのキラキラには敵わない場面が出てきてしまうんですね。

――キャラ渋滞というか、探偵多すぎ問題ですね。
大倉 まさに(笑)。そういったこともあり、今回は絶対に「コナンこそが主人公である」という軸を守りたかったんです。そう考えると、全然関係のない3つの出来事がじつはひとつで、それを結びつけるのがコナンなら、これはミステリーとして成立するなと思いついたんです。
――ミステリーとしても面白くなるし、コナンの主人公感もアップすると。
大倉 はい。千速がコナンのことを信頼しているという設定にも助けられましたけど、コナンを中心に据えることで、バラバラだったピースをグッとひとつにまとめることができたかなと思います。
すべては「お姫様抱っこ」を成立させるために
――とくにラストに向かっての畳みかけは本当にすごかったです。ベイブリッジを舞台にしたあのクライマックスは、どのように作り上げていったのでしょうか?
大倉 前編でも少しお話ししましたが、ベイブリッジで大がかりなバイクアクションがあり、最後は落ちてくる千速を重悟がキャッチすることが決まっていたので、すべての展開はそこに向けて逆算して作り上げていきました。お姫様抱っこをするための動線を考えて、重悟の乗ったミニパトはコナンたちとは別行動にして、逆サイドから橋に入らせたり、受け止めるには車の屋根が邪魔だから、トレーラーの下に潜り込ませてオープンカー状態にしたりとか。
――重悟と行動をともにするのが、交通部の(宮本)由美と(三池)苗子だったのも印象的でした。
大倉 ここは最初は佐藤と高木だったんです。当初はもう少し(事件に絡んで)人が死ぬ予定で、捜査一課の刑事が横浜に応援に来ても不自然ではなかったんですけど、最終的にはそこまで死人が出ないシナリオになり、そうなるとこのふたりが神奈川県警にがっつり干渉してくるのもおかしいなと。でも、やっぱり警視庁のメンバーは出したいなと思っていたら「あ、交通部ならいいじゃん」と思いついたんです。しかも由美と苗子はドライビングテクニックもすごいという設定があるので、だったらそれを活かさない手はないと思い、ミニパトのオープンカー化にひと役買ってもらいました(笑)。
――なるほど。彼女たちも「お姫様抱っこ」のための立役者となったわけですが、他にもいろいろな仕掛けがありそうですね。
大倉 ありますね。「ベイブリッジからバイクが大ジャンプしてヘリに突っ込む」というアクションも決まっていたので、コナンと千速が単独行動を取らざるを得ない状況に追い込むため「速度が落ちると爆発する爆弾」を用意して、さらに「時限爆弾」という二段構えにしたり、とにかくアクションとオチを成立させるためにいろいろな手段を講じています。

――見ているぶんには気分爽快でしたけど、その裏側にそんな苦労があったとは。
大倉 ここまでネタバラシをすると夢も希望もなくなっちゃう気もしますが、ぶっちゃけるとそうなんです(笑)。ただ、一方では、今回は辻褄よりも勢いを大事にしたいなと思っていたので、移動時間や移動距離に関してはわりと曖昧にしています。そこは監督に苦労をおかけしたなという自覚もあるんですが、すごく素敵にまとめてくださって感動しました。結果として上手くいって良かったなというのが本心ですね。
――大倉さんがシチュエーションや展開を作り、蓮井監督がそこにアクションを肉付けしていくという見事な連携技だったんですね。
大倉 僕はバイクの免許を持っていないので、バイクを使ったアクションについてはあまり想像ができなくて、そこは監督に全面的にお任せしました。冒頭の高速道路でのチェイスシーンも、僕の脚本では逃げるカップルはバイクではなく車に乗っていましたし、アクションも高速道路だけで完結していたんです。カップルたちの車をバイクにしたり、ジャンプして下道に飛び降りるアクションを加えてくださったのは監督や演出陣なので、僕の想像を超えて面白くしていただいたなと思います。
――最後に、これから映画を見るファンに向けてひと言お願いします。
大倉 バイクアクションということで、疾走感をいちばん大事にしました。とにかく映画に没入して、千速とコナンと一緒にバイクに乗っている気分で駆け抜けていただきたいなと思っています。ニュースを見ると、本当に大変な世界情勢になってきていますけど、せめてこの映画を見ている間くらいはスカッとしてもらえれば、これに勝るものはないかなと思っています。
日文原文链接:
原网站Febri已闭站
日文网页原图:


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