【生肉转载】Febri特辑系列——剧场版《名侦探柯南:堕天使之高速公路》监督莲井隆弘专访

取材・文/岡本大介


来源:日本深度动画内容网站Febri

采访发布时间:2026年5月28日~29日

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劇場版『名探偵コナン』の最新作『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』が現在絶賛上映中だ。本作は神奈川・横浜を舞台に、白バイ隊員の萩原千速が謎の黒いバイク「ルシファー」と激しいチェイスを繰り広げるバトルミステリー。ここでは本作で劇場版初監督を務めた蓮井隆弘さんをお迎えして、圧倒的なアクション演出の裏側やキャラクターの魅力を深掘り! 前編では、初監督のプレッシャーと3Dを駆使したバイクアクションの「画作り」、そして本作に込めた演出の狙いについて聞いた。


監督オファーには喜びよりも恐縮!?

――蓮井監督は『黒鉄の魚影(サブマリン)』で演出を担当して、今回が劇場版初監督となります。オファーを受けた際の率直な心境を聞かせてください。

蓮井 『黒鉄の魚影』が終わったあと、打ち上げくらいのタイミングで打診されたんですけど、自分は1990年生まれでTVアニメ『名探偵コナン』の放送開始が1996年なので、まさにドンピシャのコナン世代なんです。自分にとって『コナン』はあまりに大きな存在なので、「やったー!」と手放しで喜ぶというよりは、恐縮する気持ちがすごく大きかったですね。ただ、そうは言ってもお断りする理由はなかったので、もちろん二つ返事でお引き受けしました。


――本作はバイクアクションがメインですが、横溝重悟と千速のロマンスなど、盛りだくさんな要素があります。本作の骨格はどのように固まっていったのでしょうか?

蓮井 劇場版は例年そうなんですけど、まずは原作者の青山(剛昌)先生から根本的な軸になるアイデアや要望をいただいて、それに対してスタッフたちが肉付けしていくかたちで進んでいきました。具体的には「千速をメインでいく」ということですね。そこを起点として、千速をメインにするということは神奈川県警になるので、場所としても神奈川県に、そこはスムーズに決まっていきました。

――キャラと舞台が決まり、そこから物語が広がっていったんですね。

蓮井 ええ。先生からは「最後にこういう描写をぜひやってほしいんだ」というリクエストを提示してもらって、それに向かうお話を展開した流れになります。「ベイブリッジからバイクでジャンプしてヘリに乗り込んでほしい」「そのヘリをサッカーボールでボコボコにしてほしい」、などです(笑)。


――すごいオーダーですね。では、あのクライマックスのアクションに向けて、そこから逆算して物語を作っていったんですね。

蓮井 そうですね。厳密に言えば、ベイブリッジでド派手なバイクアクションをするというビジュアルイメージが念頭にあって、そこから「お姫様抱っこ」が加わった感じですね。


アクション大作にする意図はなかった!?

――本作はスリリングなアクションが最後まで続いて、最高の爽快感でした。バイクアクションをメインに据えるにあたって、映像のイメージはすぐに湧きましたか?

蓮井 僕自身はこれまであまりバイクシーンを描いたことがなかったので、最初はおっかなびっくりというか「どうしたらカッコよくなるかな?」という感じでした。ただ、幸いバイクの免許は持っていて身近ではあったので、バイクを描くこと自体への不安はなくて、そこはよかったですね。


――カッコいいバイクシーンを作るためにどんなところにこだわりましたか?

蓮井 まずは3Dチームに協力を要請しました。バイクでの高速移動となるとたくさんの背景を流さないといけないので、最初はそこを相談させてもらったんです。そうしたら「背景だけじゃなく、キャラクターもある程度ならいけると思います」と言っていただけて。できる範囲でキャラも含めて3Dで描写できたおかげで、たとえば主観目線のカットだったり、カメラをグリグリ動かせたシーンもあり、結果としてバリエーションが増えたと思います。

――数あるバイクシーンの中で、いちばん苦労したシーンはどこですか?

蓮井 シンプルに作業時間という意味で言うと、やっぱり冒頭の高速道路でのチェイスシーンになります。最初に作ったシーンだったので、そこで決めたことが後のシーンに適用されていくこともあり、試行錯誤しました。バイクの動かし方やカメラの雰囲気など、3Dチームとともに時間をかけてルックを決めていきましたね。


――あのシーンは、脚本では逃走中のカップルはバイクではなく自動車に乗っていたそうですね。

蓮井 そうですね。ただ、どう考えてもバイクで車にダメージを与えるのは厳しいなと(笑)。いっそのことバイクにしちゃえば、タイトル(ハイウェイの堕天使)との親和性も高まる気がして、僕のほうで変更させてもらいました。脚本の大倉(崇裕)さんも快く任せてくださったので助かりました。


――千速が高速道路で壁を走ってしまうアクションも最高でした。

蓮井 あれはコンテを書いてくださった寺岡(巌)さんのアイデアですね。その直前でルシファーもジャンプしているので、千速がそれと同じことしてもしょうがないだろうと、より過激になりました。


――そこは観客をより楽しませようというエンタメ魂ですね。

蓮井 もちろんです。千速のアクションを現実の白バイでやったら、着地した瞬間に大破するのは確実ですから(笑)。

――劇場版『名探偵コナン』は毎回ファンタジーとリアルのバランスが絶妙ですが、監督としては「かっこよければOK」という感覚ですか?

蓮井 そのバランスはとても大事で、今作は特別OKということはないですね。印象に残る必要はありますが、あくまでこれまでの劇場版と同じ感覚で違和感がないものならOKだと思います。


――結果的に、最初から最後までノンストップなアクション大作になりましたね。

蓮井 今回はたしかにアクションが目立ちますけど、もともとアクションものにしようという意図はそこまでなかったんですよ。


――なるほど。バイクアクションがシンプルでわかりやすかったので、アクション大作だと感じたのかもしれません。

蓮井 そうですね。それがいいか悪いかは見てもらった人の判断になると思うんですけど、今回はとにかくそこに舵を切った感じですね。


劇場版『名探偵コナン』の最新作『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』が現在絶賛上映中だ。本作は神奈川・横浜を舞台に、白バイ隊員の萩原千速が謎の黒いバイク「ルシファー」と激しいチェイスを繰り広げるバトルミステリー。ここでは、本作で劇場版初監督を務めた蓮井隆弘さんをお迎えして、圧倒的なアクション演出の裏側やキャラクターの魅力を深掘り! 後編は、千速と重悟の絶妙な距離感や、長寿シリーズを成り立たせる制作の裏側に迫る。


千速と重悟が初期の佐藤・高木刑事の関係に近づく可能性も!?

――メインキャラクターである千速は大きなバイクと華奢なキャラクターのギャップがとてもスタイリッシュでしたが、映像的なこだわりはありましたか?

蓮井 そういう風に感じてくださったということは、いいバランスが作れていたのかなと思います。僕がバイクに乗っている姿を「カッコいいな」と感じるのって、人間がメカを操っている感じだったり、メカと一体となって疾走しているところなので、そこはバイクと人間の大きさがいちばんカッコよく見える塩梅に調整しています。実際には、女性があのくらい大きいバイクにまたがると、もっとギャップが出るんです。そこは少し抑え気味にしていますね。


――バイクアクションが目立つ作品ではありますが、その裏ではキャラクターたちのドラマも光っていました。

蓮井 個人的には、今回の劇場版はキャラクターをしっかりと描くことを重視しているんです。前編でも少し触れましたけど、もともとアクション大作にするつもりはなくて。バイクシーンが印象には残りますけど、尺的にはそこまで占めているわけではないんですよ。それよりもしっかりとキャラクターの魅力や活躍、関係性を描くことがもっとも大切だと思っていますね。

――千速に恋心を寄せる重悟もキーパーソンのひとりです。このふたりについて、描いてみて新しい発見はありましたか?

蓮井 重悟は原作でもわりと初期からいるキャラクターですけど、驚く部分もありましたね。おそらく劇場版だけを追い続けてきた人だと「重悟ってこんなにいろいろな感情を出すんだ」と、かなり驚くんじゃないかなと思います。


――一見するとコメディ担当っぽいですが、締めるところは締めるカッコ良さがありますね。「お姫様抱っこ」のときも、千速の頬がちょっと赤くなるなど、ふたりの距離感も素敵でした。

蓮井 重悟の気持ちは明確なんですけど、千速の内心はまだ明らかになっていないという状況ですよね。おそらく千速自身も明確に自覚していないと思いますし、そこは今回も変わらずで、今後に期待って感じですね。


――監督的には、あのふたりは今後どうなると思っていますか?

蓮井 青山先生から聞いたわけではないので自分なりの解釈ですけど、千速は自分のことを「美人」だと自覚していて、それを利用して重悟をからかっているところがありますよね。ただ、それは恋心や恋愛の駆け引き的なものではなくて、同僚として接しているようにも見えるんです。千速というのはそれくらい恋から遠くてサバサバした人だと思っているので、歩みは遅いでしょうね。そこが突破できれば、初期の佐藤刑事と高木刑事に近い感じで関係が展開していくのかもしれません。


長く続くシリーズでもテンプレートはない

――ゲスト声優のふたり、横浜流星さんと畑芽育さんのお芝居についてはどうでしたか?

蓮井 横浜流星さんは二面性があるキャラクターだったので、そこの幅をかなり意識して作ってくださいとお伝えしました。声優経験はあまりないとおっしゃっていましたけど、見事でしたね。2回録らせていただいて、2回目のときにかなりまとめ上げてもらった感じです。


――畑さんは初挑戦だったそうですね。

蓮井 そうお聞きしていましたが、最初からリテイクもほぼなく、すぐ終わりました。設定も20代だったので、そのままハマっていて、すごく上手にやっていただきました。


――レギュラーキャラの活躍についても聞きたいのですが、本作ではコナンはもちろん、蘭の見せ場もありました。描き方で気を使ったところはありますか?

蓮井 メインキャラクターは『名探偵コナン』として描く以上は欠かせない存在です。今回はおなじみのキャラも少なめなので、シナリオ上でそれぞれ役割を持つようにお願いしました。蘭に関しては、ともすると保護者として大人びてしまうことも多いので、高校生っぽくというところに気を使いました。

――初めて劇場版の監督をして、率直にどうでしたか?

蓮井 いい意味でとても大変でしたね。これだけ長く続いているシリーズですので、セオリーというか、テンプレート化されている部分がほとんどだと思っていたんですけど、実際にはそんなことはなくて。そこも含めて毎回試行錯誤して作られているんだなっていうのをあらためて実感しました。劇場版シリーズとしての「お約束」がないわけではないですけど、かと言って「前がこうだから今回もこう」ではなく、時代の流れに臨機応変に対応しながら作られている。パターン化していないからこそ、飽きられずにこれだけ続いているんだなとも思いました。


――最後に、これから映画を見る方へメッセージをお願いします。

蓮井 映画館ってすごく進化しているじゃないですか。通常の上映形態で見ていただいたあとは、4DXなどの体験型の視聴体験をしてみてほしいです。とくに今回のバイクシーンはすごくうまくハマっていると思うので、オススメです。






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