【生肉转载】Febri TALK系列——亚咲花

取材・文/森 樹 撮影/飯本貴子
来源:日本深度动画内容网站Febri
采访发布时间:2021年9月6日~10日
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①日本移住の寂しさを救った
『イナズマイレブン』
17歳で歌手デビューし、アニソンアーティストとしてその活動領域を広げているシンガー・亜咲花。インタビュー連載の第1回は、帰国子女である彼女が、日本帰国後に初めてハマったアニメだという『イナズマイレブン』について。
『イナイレ』に出会って歌うことの楽しさを知ることが出来ました
――『イナズマイレブン(以下、イナイレ)』は、いくつのときに見たのでしょうか?
亜咲花 11歳です。『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』のような国民的アニメはアメリカに住んでいたときも見ていたのですが、それ以外のアニメにはほとんど触れていませんでした。8歳のときに日本に帰ってきてからも、生活に慣れるのに精一杯で、趣味を見つけようという気にならなくて。
――生活スタイルの違いにとまどっていた時期があったんですね。
亜咲花 帰国してからは東京に2年間住んでいたのですが、親の転勤で転々として、最終的に名古屋に落ち着いたんです。それから少しして、やっと「プライベートで何もしていないな」ということに気がついて。その寂しさを埋めてくれたのが『イナイレ』でした。
――どういった出会いだったのでしょうか?
亜咲花 弟がサッカー好きで、夕食のときにいつも見ていたんです。手を使ったり、「反則では!?」っていう奇抜な技も多くて、「なんだこのアニメ?」と逆に惹かれてしまったんですよね。
――ルールに縛られない部分に。
亜咲花 それから毎週見るようになって。当時、放送していたのは「世界への挑戦!!編」だったので、主人公の円堂くんたちは日本代表として世界と戦っていました。「なんでこの子たちはこんなに強いのだろうか……?」という成長の過程が知りたくて、レンタルビデオ屋さんで全巻借りて見たんです。その物語のひとつひとつの流れが素晴らしくて……! いろいろなものを犠牲にしながら、仲間と戦い抜いていく、すごいスポ根アニメだと。
――そういうスポ根的な部分に惹かれたのでしょうか?
亜咲花 そうですね。それと、基山(きやま)ヒロトくんの存在ですね。もともとは「グラン」という名前の宇宙人として登場した、主人公のライバルキャラで。孤児院で育てられて、サッカーをする理由も複雑で……。今にして思えば、小学生が見るには重い設定もけっこうあったのですが、純粋に彼はいい子なんですね。純粋にサッカーがしたい子。だから「世界への挑戦!!編」では主人公たちと一緒に戦うことになって。今までのライバルが味方になるのが激アツ展開なんですよ!
――王道ですね。
亜咲花 しかもヒロトくんは、主人公のことを「円堂くん」って呼ぶんです。みんな呼び捨てなのに「くん」をつけるところが礼儀正しいし、主人公との距離感がすごくよくて。風貌も、赤髪で眼が緑色という、ほかのキャラクターとは毛色が違って……アニメのキャラクターに恋したのは初めてでした(笑)。

――印象的な彼のエピソードはありますか?
亜咲花 第100話の「奇跡!カッパとの遭遇!?」ですね。ヒロトくんと木暮くんが、迷い込んだ森でカッパと遭遇してサッカーをする……というエピソードです(笑)。ライバルたちとの試合も激アツですけど、そういうお茶目なストーリーがあるのが『イナイレ』ですね。
――ゲームや雑誌とのメディアミックスが盛んだったのも『イナイレ』の特徴ですよね。
亜咲花 そうなんです。DSのソフトも全部買いそろえました。攻略本も何冊買ったか……(笑)。『イナズマイレブン ストライカーズ』というWiiのゲームでも、次作『イナズマイレブンGO』のキャラクターと『イナイレ』のキャラクターが戦う展開があったり、ファンの夢が詰まった内容になっているんです。
――『イナイレ』の存在が、日本になじむきっかけになったわけですね。
亜咲花 日本の生活に慣れるきっかけとなったのは、間違いなく『イナイレ』ですね。転勤による友達との別れや、いつ生活が落ち着くのだろうという不安は、作品に熱中することで解消していきました。
――それは、具体的には『イナイレ』に登場するキャラクターの友情物語やライバルの関係性に憧れを感じたということでしょうか?
亜咲花 そうですね。私があの世界に入ったら……という妄想もよくしていて、そのとき私はマネージャーでした(笑)。メンバーがひとり足りなくなって「11人じゃないとサッカーできない!」という場面で、「亜咲花、サッカーやれよ」と円堂くんにスカウトされ、必殺技を教えてもらう……という設定づけまでありました。
――なるほど(笑)。ちなみにシンガーとしては、この作品の主題歌や音楽に影響は受けましたか?
亜咲花 かなり受けています。キャラソンにもガッツリハマりましたし、OP、EDを集めたCDも全部購入して、弟とクルマで熱唱していました。なかでもEDを歌っていたBerryz工房さんのことが大好きになって、『イナイレ』のハロプロ曲を歌うためにカラオケに行くようになりました。あるとき、カラオケでお父さんに歌を披露したら「なかなかイケるぞ」と言われて。そこからBerryz工房だけじゃなくて、アニソンをどんどん歌うようになったんです。そういう歌う楽しさやハロプロのよさを教えてくれたのも『イナイレ』でした。一度、Berryz工房のメンバーだった夏焼雅(なつやきみやび)さんにお会いしたのですが、そのときは号泣しました(笑)。
――それくらいの思い入れが。
亜咲花 Berryz工房やハロプロの影響として、私は(右利きなのに)左手でマイクを持っているのですが、それはカラオケで歌の練習をしていた頃、振りをコピーしながら歌っていたからなんですね。自分のスタイルのルーツをたどるとハロプロさんがありますし、その出会いを『イナイレ』が生んでくれました。

②永遠に続くと思っていたアニメ
『銀魂』
シンガー・亜咲花が語る「人生を変えたアニメ」。インタビュー連載の2回目は、先日、劇場版で完結を迎えた長編シリーズ『銀魂』。主人公・坂田銀時へのリスペクトが、アニメへの興味をより強めていったのだという。
『イナイレ』を見ていなかったら『銀魂』を見ていなかったかもしれない
――2本目は、長期シリーズとなったアニメ『銀魂』です。こちらはどのようなきっかけで見たのでしょうか?
亜咲花 当時は小5で、『イナイレ』を見終わったあと、アニメって面白いと思って、ほかにもなにかないかな、と探してたときに『銀魂』に出会いました。『銀魂』で初めて見たのは、銀さんがリサイクルショップでブルーレイを手にするお話(第224話「青と赤のエクスタシー」)で。銀さんがビデオデッキと交換して手に入れたブルーレイを再生すると「電脳天使ブルー霊子」っていうオバケがテレビのなかに登場して一緒に過ごすというギャグ回でした。それが超面白かったんですよ! それからドハマりしました。『イナイレ』とはまた違うユーモアがあってびっくりしたんです。「アニメでこんなに笑うことがあるんだ」って。
――なるほど。
亜咲花 『銀魂』に関していえば、爆笑できる面白いエピソードやギャグの回もあれば、長編でシリアスな回もあるじゃないですか。笑いもあるけど涙もある、その一筋縄ではいかないところが大事で。どれだけ銀さんが楽しい生活を送っているように見えても、そこにたどり着くまでにはいろいろな壁を乗り越えてきたのだろうという、銀さんの人生そのものが描かれている。そういう紆余曲折って、誰にもでもあると思うし、私もいろいろな経験を経てきたからアニソン歌手としてデビューしていて……人生の縮図が詰まっている作品だから、共感できる部分も多いんですよね。
――世界観は現実とは異なっていても、銀さんの生き方に人生を感じることができた、と。
亜咲花 そうなんです。とくに長編のときのシリアスな銀さんは断トツでかっこいいです。新八(しんぱち)や神楽(かぐら)じゃないですけど「この人についていこう!」ってなります。普段、家賃を滞納していようが、仕事もせず遊んでいようが、大事なものは守ってくれる銀さんを見ると「この人ならすべて許しちゃう」みたいな、マイナスもプラスに変えてしまうキャラクター性、性格のよさはやっぱり魅力的ですね。

――『銀魂』といえば、ときに過激なギャグもありますよね。
亜咲花 この作品に関してはもう、シモネタもシモネタじゃないと思います。作品を構成するお笑いのひとつというか。むしろ、パロディやそういうネタがないと物足りないとまで思ってしまう私がいます。「あぁ、今日はなんだか普通に終わっちゃったな」みたいな(笑)。そういう展開が読めないところも含めて『銀魂』は楽しいです。
――『銀魂』は主題歌を担当したアーティスト陣が豪華ですけど、歌手としては影響を受けましたか?
亜咲花 影響を受けた曲は、ecosystemの「ジレンマ」ですね。私がいちばん『銀魂』に触れていた時期のOP(『銀魂’』のオープニングテーマ)だったので、カラオケでもよく歌っていました。あとはserial TV dramaの「桃源郷エイリアン」。『銀魂』の愉快さを楽曲にそのまま投影している曲だと思います。もちろん、DOESも外せないですね。
――DOESの楽曲が『銀魂』の世界観を象徴するようになりましたね。
亜咲花 活動を休止していたDOESが、『銀魂』のイベント(「銀魂 銀祭り2019(仮)前夜祭」)で復活したときは感動しました。イベントにも足を運んだのですが、本当に涙なしでは見られませんでした。
――『銀魂THE FINAL』は見ましたか?
亜咲花 見ました。最初は目を背けていたんです。映画を見たら自分で『銀魂』を終わらせてしまうことになるので。でも、さすがに最終回を見ずに作品を語るのはよくないので、意を決して。そうしたら「あれ? 『ドラゴンボール』を見に来たんだっけ?」と思い込むくらいのオープニングで(笑)。あのパロディをやりきるクオリティの高さはさすが『銀魂』だと思いましたね。でも、最後まで見たあとは、2週間くらい引きずりました。内容もそうですし、「終わってしまうんだ……」という喪失感も重なって。いまだに、この作品のあとの銀さんたちがどう過ごしているのかは気になっています。
――まさに亜咲花さんの10代と並走してきた作品なんですね。
亜咲花 ずっと一緒に過ごしてきましたからね。永遠に続くものだと思っていましたし……。私、高校生の頃に自分でバイトをして稼いだお金で初めて買ったアルバムが、『銀魂』のOP「プライド革命」を歌っていたCHiCO with HoneyWorksのアルバムなんです。今ではCHiCOちゃんと夜な夜なゲームをやる仲なんですけど、アルバムを買った当時はそんなことは想像もしなかったので、それを考えると少し感慨深い気持ちになりますね。

③『マクロスF』の曲を聞いて、アニソンの面白さを知った
インタビュー連載の最終回は、亜咲花がアニソン歌手になることを決意したきっかけとなったアニメ『マクロスF』。菅野よう子の楽曲、なかでもシェリル・ノームの歌唱を担当したMay’nの存在が、亜咲花の将来のスタンスを決めたと語る。
「ライオン」という曲の愛の深さは『マクロスF』の世界の深さとつながっている
――人生を変えたアニメの3本目は、アニソン歌手になるきっかけとなった『マクロスF』です。
亜咲花 この作品は、May’nさんソロバージョンの「ライオン」をきっかけに知りました。当時、カラオケ大会によく出場していて、ほかの参加者が何度か歌っているのを聞いたんです。それでどんな曲か調べていくうちに、作品についても知りました。May’nさんの歌は、シェリルのキャラクター性もちゃんと伝わるのに、本人のアーティスト性もしっかりあって「これくらい、作品を背負うアーティストになりたい」と思ったんです。それまでは、アニソンはあくまで「作品に登場する歌」くらいの認識だったのですが、『マクロスF』の曲を聞いて、そんなアニソンの奥深さを知りました。
――『マクロスF』はSFもので、しかも戦闘時に歌姫が歌うという特殊な光景だったと思います。作品のどこに魅力を感じましたか?
亜咲花 歌に関していえば、作品のテーマのひとつが三角関係だったりするので、歌詞ひとつとってもものすごく深い愛が描かれていますよね。内容も『劇場版 マクロスF 恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜』が公開されて10年以上経った今でも、キャラの関係性や結末について考えさせられる作品だと思います。満場一致で「良かったね~」という終わりではなく、「あれはどうだったのか」と内容について言い合えるというか。「ライオン」という曲の愛の深さは、そうした『マクロスF』の世界の深さとつながっているように思います。
――三角関係でいうと、ランカ派とシェリル派に分かれていました。
亜咲花 私はずっとシェリル派でした。第20話でシェリルが「真空のダイアモンド クレバス」という、アカペラから始まる「ダイアモンド クレバス」のアレンジバージョンを歌うんです。あそこは鳥肌が立ちましたね。ああいうふうにアニメ用の別アレンジが使われることに驚きましたし、泣きました。私は『マクロスF』の楽曲をひと通り聞いたあとでアニメを見ているので、印象的に感じるポイントも、リアルタイムで見ていた方々とは違うかもしれませんが。
――『マクロスF』では、菅野よう子さんによる楽曲が多数使われています。
亜咲花 やはり「ダイアモンド クレバス」がいちばん好きですね。作中でも重要な曲ですけど、May’nさんの生の歌を初めて聞いた楽曲でもあるので。
――ライブで見たのでしょうか?
亜咲花 いえ、NHKの『アニソンのど自慢G』という番組のゲスト審査員がMay’nさんで、そのときです。私はまだデビュー前のいち出場者で、May’nさんの前で歌声を披露することになりました。予選では「ライオン」を歌ったのですが、本番ではMay’nさんの曲じゃない、別の曲を歌いました。

――本人の前では歌うのは難しいですよね。
亜咲花 緊張しちゃって……。でも、「自分がアニソン歌手としてデビューしたら、May’nさんの前でシェリルの曲を披露するぞ」と思っていたのも事実です。その番組でも「May’nさんのような歌手になりたいです!」と伝えることができて。
――そのあと、実際にMay’nさんの前でシェリルの曲を披露することになるんですよね。
亜咲花 そうなんです。ありがたいことに、May’nさんとはデビュー後に交流を持つことができて、食事の席か何かで「20歳のバースデーライブで『ダイアモンド クレバス』をカバーするんです」と報告したら「見に行きたい!」とおっしゃってくださって。本人の前で歌うときは、人生でいちばん緊張しましたね。夢が現実になる瞬間だったので。
――亜咲花さんはアニメの主題歌を歌う際、作品ごとにそのバランスが変わったりはしますか?
亜咲花 そうですね。たとえば、『ひぐらしのなく頃に 業』のOP曲「I believe what you said」であれば、自分を押し殺してでもあの世界観に合わせて不気味さやミステリアスな表現を追求しています。一方、『ゆるキャン△』のOP曲「SHINY DAYS」のような柔らかくて明るい曲だったら、亜咲花らしさというか、英語も使ってちょっとソウルフルな歌にしていますね。アニソンを歌うときは作品の世界観を大事することを第一義に考えています。
――それくらい、アニソン歌手としてのスタンスも大切にしていると。
亜咲花 私はアニソン歌手だけを目指してオーディションなどたくさん受けてきました。それだけ「アニソン」を歌うということにこだわっていたので、アニメに対するリスペクトを忘れずに今後も歌っていきたいです。
※記事初出時、一部内容に誤りがございましたので、訂正してお詫び申し上げます。また、ご指摘、ありがとうございました。
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